さようなら ページ2
『_____________えっ･･･余命･･････半年･･･？』
消え入りそうな声で、先生に言われたことを復唱する
有り得ない
確かに、私は生まれつき病弱だったけど、命に関わる程ではなかったはず
突然の事過ぎて、頭が追いつかない
『なっ、なんでですか･･･？どうして急に･･･』
先生｢･･･それが、Aさんの持っていた元々の病気が悪性だったみたいで･･･
それが、ここ最近で凄く悪化してしまったんです
すみませんっ･･･我々の･･･ミスです･･･｣
そう言って深々とアタマを下げる先生
私はただただボーッとして
『そ、んな･･････』
事の次第を受け止めたくなかった
『それ、じゃあ･･･もう私は･･･助からないんですか･･･？』
先生｢･･･手は、あります｣
ボソッと呟いた先生
『･･･！！ホントですか｢ですがっ･･･
物凄い額の、手術費が掛かります･･･
恐らく、数千万円は･･･｣
『そっ、そん･･･な･･････』
頭の中が真っ白になった
まさか、こんなに元気なのに
余命、半年･･･？
あははっ･･･
笑えてきちゃうよ
先生｢･･･ご両親に相談してみまし『いえ、いいんです･･･』･･･｣
数千万なんてお金
払えたとしてもその先、うちはきっと生活していけない
なんせ、うちは私以外に6人の、しかも育ち盛りの男がいる
あの子達に、つらい思いはさせられない
『･･･あと、半年なんですよね･･･？』
声が少しずつ震えてきた
なきそう
でも、今日くらい、泣いてもいいよね？
先生｢どうしますか？病院で過ごせば、多少は長く生きられると･･･『･･･最後の半年は、大好きな人達といたいんです』･･･そうですか･･･っ･･･本当に、申し訳ありませんでしたっ･･･｣
先生が、悔しそうに謝る
『いえ･･･今まで、ありがとうございました』
私も椅子から立ち上がって頭を下げる
先生｢･･･ですが、具合が悪い時はちゃんと来てくださいね？｣
『はい』
その後は、ただただボーッと家へと帰った
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スヌーピー君 - 終わるところが中途半端ではないでしょうか？笑 (2017年11月15日 9時) (
レス) id: f035aee28c (このIDを非表示/違反報告)
詩乃亜 - 終わりなの？ (2017年1月25日 18時) (レス) id: 1e2fe27012 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白かったです！ お姉さん、優しぃ… (2017年1月22日 20時) (レス) id: 9ceb3abf5e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ先生 - 姉さぁぁぁぁんッ、良い奴過ぎるヨォォォォ！！！ (2017年1月20日 20時) (レス) id: 2041226d9a (このIDを非表示/違反報告)
霙 - いいお話ですね！文章が分かりやすくてイメージが頭によく浮かんできます！これからも最新頑張ってください！ (2016年10月10日 11時) (レス) id: 0f699349a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞希 | 作成日時：2016年5月4日 15時
