love*72 ページ14
そのまま
数秒思考を止めてみる。いや、止まった。
そしたら、肩に重みを感じた。
首に宮地さんの柔らかい金髪が垂れて
くすぐったい。
ちょ、ちょっとまって。
この状況は…
ゆっくりと重みのある肩に目を向ける。
そこには、宮地さんのおでこが
ぽてっと、乗っかってて。
耳元にぐずぐずと鼻をすする音が聞こえた。
貴「…宮地さん…?」
宮地「あ"?」
貴「泣いてるんですか?」
宮地「な、泣いてねぇ!!」
いっこうに顔をどける気配がない…
どうすればいいのかな。
宮地「…泣いて…ねぇ……けど、…」
弱々しい宮地さんの声
今にも消えそう。
私は、しっかり耳を傾けた。
.
宮地「嫌いとか………言うなよ……寂しいだろ………ッ」
.
貴「え、」
宮地「…いやだ …… A、好きだ……大好き……俺が悪かったからッッ….他のとこいくなよぉ….」
肩は宮地さんの涙でぬれてしまって
体は宮地さんに抱きしめられていて動けない。
…それより
貴「…嫉妬…してたんですか….?」
そう聞くと
宮地さんがピクッとして、
まただらりと力を抜かしてた。
.
宮地「….悪いか…」
.
小さな声で
でも、はっきりとそう言ってくれ。
宮地さんの耳が
真っ赤だ。
貴「……ッッ宮地さん、」
宮地「…え、」
私は
体を反転させて
宮地さんに抱きついた。
貴「…私も、….大好き、です…嫌いじゃないです。嫌いなわけないです
ずっと、そばにいさせてください….」
素直になれたのかと思ったら
やっぱりまだまだだったとか。
そんなことに気づかされたその日
宮地「…Aー….っ、」
貴「宮地さん…?」
もう一度
確かめるような、甘いキスを。1つ。
宮地さんの鼓動と
私の鼓動が
同じ早さだったことに
そのとき気がついた。
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レン★(プロフ) - ほんとにパクってそうですね(´Д` ) 私はひまなさんを支持してますので、これからも応援してます(^^) 勉強も頑張ってっ!! (2013年6月2日 22時) (レス) id: 8aefd8df71 (このIDを非表示/違反報告)
みゅうりん(プロフ) - 宮地さんかっこいいですww小説のクオリティー高くて感動ですっ!リヴァイ兵長の小説凄く読みたいです☆ (2013年6月2日 20時) (レス) id: 6fa7b6e4f9 (このIDを非表示/違反報告)
天乃きゅう(プロフ) - ひまなさん» いやいや、別にいいですよ。ひまな様&宮地様のふぁんととして許せなかっただけだs((新作おめでとー^^ (2013年6月2日 16時) (レス) id: c333be1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 紫@奇行種(プロフ) - 私も注意してきました(`・ω・´) あっちが否定してきたらどうなるか分かりませんが… やっぱりパクりは良くないですよね(^-^; (2013年6月2日 12時) (携帯から) (レス) id: 46d293bb20 (このIDを非表示/違反報告)
ひまな(プロフ) - 冬華さん» ありがとうございます(;∀;)ごめんなさい! (2013年6月2日 12時) (レス) id: c1ea9d0623 (このIDを非表示/違反報告)
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