検索窓
今日:3 hit、昨日:15 hit、合計:33,494 hit

287 ページ37

「おはようございます!『Trickstar』の皆さん!

僭越ながら、お迎えに上がらせていただきました!」








旅館を出ようとしたところ、七種が玄関まで迎えに来ており、その前には専用のバスのようなものが停留している。








『七種くん?』

「おはようございますAさん!朝から貴女様のお美しいご尊顔を拝見でき、大変感激であります!」

『そ、そう……

ところで、出迎えが来るなんて聞いていないのだけど』

「はい!誠に勝手ながら、送迎用の車を手配させていただきました!

こちらの旅館と秀越学園までは少し距離がありますので。

うちで手配したホテルからなら、徒歩5分圏内なんですがねぇ」







直前で宿泊先を先方が用意したホテルからこの旅館に変更したことについて苦言を呈する七種。

Aはそれに顔色ひとつ変えずにいる。








『それは、お気遣い感謝します』

「いえいえ!当然のことです!」


「茨、遅いよ」








七種と話していると、突然車に乗っていたのか、凪砂が降りてきた。

早朝ということもあって、髪は結ばれておらず、いつもよりも少し眠たげな印象だ。







「閣下っ!車の中でお待ち頂くようお願いしたはずですが……?」

「そうだけど、Aさんが見えたから。

おはよう、Aさん」








凪砂がフワフワとした笑みを向けてくるので、Aも困ったように笑いながら「おはよう」と返した。

288→←286



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
247人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン
感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もぶピ | 作成日時:2023年3月7日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。