【文スト】君とは? (ページ9)

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少年と少年7 ページ9

勇貴「…治兄さん。」
太宰「なんだい？」

勇貴「俺は何故、此処にいるんでしょうか?」
遠い目をする。

場所は廃倉庫。
事は数刻前に遡る。

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太宰「ねぇ、敦くん。これから、暇?」

敦(なんか、厭な予感がする。)

勇貴「敦、虎の餌には成るなよ。
面白いけど、シャレになんないから。」

敦「え”」

勇貴「ですよね、治兄さん。」

太宰「酷いなぁ。
まあ、ぶっちゃけね、そうだけど。」←

敦「そ、そんな!?
僕、絶対に行きませんからね。」

太宰「報酬出るよ。」

そっぽ向いて、否と意思表示する敦。

だが…

敦「参考迄に聞きますが、幾らぐらいなんですか?」

無言で電卓を押す太宰。

太宰「此れぐらい。」
敦「ぎょ!?」

あまりの零の多さに驚愕する敦であった。

勇貴(大丈夫か?
今迄、どうやって生きてきたんだろう…)

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勇貴「で、この後に…」
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太宰「国木田くん、此れを、探偵社に。」

国木田は手紙を手渡され、社に戻る。

勇貴「それじゃあ、俺は此れで失礼します。」

太宰「待ち給え、勇貴くん。」

勇貴「ヘ?」

太宰「君も来給え。」
勇貴「却下。」←即答

勇貴「だって、俺、学校の宿題があんもん。」

太宰「兎に角、来給え。」←有無を言わせない圧

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勇貴「ｸｿｯ、提出が明日迄なのに!」

…乙です。by作者

太宰(本当に宿題だったんだ。なんか、ごめんなさい…)

〈オマケ〉
勇貴「横浜で泥鰌(どじょう)が何匹いるかって?
そんなの生物の授業にいるかぁああああ!!!!!
つか、あのボケ爺!
手前で数えろやぁあああああああ!!!!!」

敦、太宰ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ