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No.8 ページ9

貴「はい。
熱いから気を付けて。」

黒「ありがとうございます。」






お茶をすすると、Aさんがハァ…とため息をついた。



黒「どうしたんですか?」

貴「………別に。
疲れただけよ。」

黒「無理はいけません。」

貴「してないわ。」

黒「僕でよければ聞きますよ。」






すると、Aさんはうつむいてしまった。




貴「…私、もう…出来ないかもしれない…」

黒「え…?」

貴「バスケ…出来ないかもしれない…」









出来ない…








バスケが…






出来ない…?





黒「ど、どうして…?」

貴「私の家は…とっても厳しくて…バスケとか許してくれなくて…
もし、バレたら…





もう出来なくなる…」





黒「…Aさん…」



僕はそっと手を重ねた。




貴「?!」

黒「お母さんだけでも、打ち明けてみてはどうでしょうか。
少し軽くなれるとおもいます。」

貴「バレたら出来なくなるって言った…」

黒「僕も一緒に言います。
バスケやってるAさん、とっても輝いてました。
辞めるなんて言わないでください。」

貴「黒……子……」







Aさんは頷き、客間を出て行った。

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華ヶ崎レオ(プロフ) - Riho(*^ ^*)уさん» ありがと! (2014年7月1日 6時) (レス) id: bc7a4865d3 (このIDを非表示/違反報告)
Riho(*^ ^*)у(プロフ) - 更新頑張ってください\(^o^)/ (2014年6月30日 21時) (レス) id: e86560b9bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2014年6月26日 7時

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