side：Ｆ ページ9
「FB、珈琲飲むか？」
「おなしゃす！」
嬉しい〜えおえおちゃぁ〜ん、なんて言いながら、パソコンに向かいすぎてゴリゴリに固まった肩と首を動かす。今日はちょっと家で作業が出来ないから、えおえお宅にノートPC持ち込んで朝から作業してた。
揃って作業してる間お昼寝してたAちゃんも、えおえおが動き出すと起き出した。ぽやぽやした顔で「おしごとおわったぁ？」と聞いてくる。
ごめんね、もうちょっとだけかかりそうだから待っててね。
「お前ブラック？」
「ブラックで」
「Aもココア飲むか？」
飲む〜と嬉しそうにキッチンに向かうAちゃん。
そうだ、今日はいいもの買ってきたんだ、と思い出して、俺もAちゃんの後についていく。
「今日はAちゃんのココアを特別仕様にしてあげようね」
「なに？」
「じゃーん！ホイップクリームとチョコソース♪」
目を輝かせるAちゃん。いい反応でFBちゃん嬉しい。
普段のより大きめのマグカップにココアを入れて、温めた牛乳を投下。よく溶かしてから絞るだけのホイップクリームをたーっぷり乗せて、チョコソースも同じくたっぷりトッピング。
「スペシャルココアのかんせーい！」
「これ飲んでもいいの？」
目を輝かせるAちゃんに、どうぞとカップを差し出す。
まだ残ってるホイップクリームを見て、えおえおも「おれもそれやろ」とウキウキしながら珈琲じゃなくココアを入れ始めた。
ホイップクリームで中のココアは出てきにくいけど、牛乳が温かいから火傷に気を付けるんだよ、とAちゃんに注意を促す。
小さな手でカップを持ち、ふぅふぅと息を吹きかけながらちょっとずつココアを飲むAちゃん。
「いつもよりあまくておいしい！」
「それはよかった。あとAちゃん、鼻の頭にクリームついてるよ」
さすがにホイップクリームを足しすぎたのか、鼻の頭にべったりとクリームをつけたAちゃんにティッシュを渡す。綺麗にふき取ったあと、ティースプーンでホイップを溶かしたり食べたりしながら表情を綻ばせるAちゃんに癒されながら、束の間の休憩を堪能した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねい(プロフ) - 金平糖さん» 長々と続いていましたが、無事完結することが出来ました。沢山4人との絡みを書けて私も非常に楽しく書くことが出来ました。少しでも楽しんで頂けていれば幸いです。最後までお付き合い下さいましてありがとうございました(´∀｀) (2019年8月26日 12時) (
レス) id: 01e0d6e0af (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作にも言ったと思いますが、夢主ちゃんと4人の絡みがとても微笑ましくて、頬がゆるゆるです。とても素敵な作品でした！こんな素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございます！！ (2019年8月24日 23時) (レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー｀*) - 続き楽しみですε=ヽ( *´▽｀)ﾉ！ (2019年1月6日 13時) (レス) id: 249673e94e (このIDを非表示/違反報告)
ねい(プロフ) - (*´ー｀*)さん» ありがとうございます！不定期ですがちまちまやっていけたらと思っております！ (2018年11月7日 12時) (レス) id: 01e0d6e0af (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー｀*) - うわ！！やったー！！番外編嬉しいです！！これからも楽しみにしています！！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 249673e94e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
