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「Aちゃん、どうかした？」
「ううん！なんでもないよ！」
いつもの様にメンバーみんなでAの家に遊びに来たら、Aがやたらそわそわしてて。
ずっと気になってたきっくんがそう聞いても、Aは首を横に振るばかり。
気分が悪そうとか、トイレ我慢してるとか、そういう感じじゃなくて。
なんだべなぁ、って顔を見てたら。
「おやつの時間だよ！」
ってAが急に立ち上がった。
お、おうって俺とFBとあろまがどもって、きっくんがつられて立ち上がる。
きっくんはみんなに飲み物入れる係ね、と珍しく指示を出すAを不思議に思いながら、キッチンに消えていく2人を見送った。
「Aー？」
俺達の分の珈琲と、Aのホットミルクをきっくんが持ってきたのに、Aがなかなかリビングに戻ってこない。
あろまの呼びかけに返事が返ってきたと思ったら、何やら白い箱を持ってAがやって来た。
白い頬がちょっとピンク色になってて、目がキラキラしてる。
その箱は、俺達が囲むローテブルの真ん中に置かれた。
「えふびぃ開けて」
「俺が開けていいの？」
指名されたFBが、そっと白い箱に手をかける。
被せられた蓋の中から出てきたのは、つやつやと輝くチョコレートケーキ。
てっぺんには、ホワイトチョコでお世辞にも綺麗とは言えない
『Happy Valentine』
の文字。
ぱちぱちと目を瞬く俺達4人は、揃ってAに視線を送る。
「昨日ね、お母さんに手伝ってもらって作ったの」
初めて作ったからちょっと失敗しちゃった。
照れたような顔で肩を竦めるAに、俺の喉から変な声が出た。
昨日早くおばさんに追い出されたと思ったら、内緒でこんなケーキ作ってたのかA。
スポンジ焼いたりチョコ溶かしたり大変だっただろうなぁ。
俺達のこと考えながら作ってくれたのかな。なんだそれAめっちゃ可愛い尊い。
「「「「すっごいうれしい」」」」
Aの隣に座ってたきっくんはぎゅうぎゅうAを抱き締めてるし、FBは顔が溶けるんじゃないかってくらいデレデレだし、あろまも笑顔が柔らかい。
「お前もだらしないくらい顔が緩んでるぞ」
あろまに指摘されたけどしょうがない。だってAの手作りチョコケーキだ。デレデレしない方が無理な話だ。
甘い甘いチョコケーキは、心ゆくまで味わって食べた。
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ねい(プロフ) - 金平糖さん» 長々と続いていましたが、無事完結することが出来ました。沢山4人との絡みを書けて私も非常に楽しく書くことが出来ました。少しでも楽しんで頂けていれば幸いです。最後までお付き合い下さいましてありがとうございました(´∀｀) (2019年8月26日 12時) (
レス) id: 01e0d6e0af (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！前作にも言ったと思いますが、夢主ちゃんと4人の絡みがとても微笑ましくて、頬がゆるゆるです。とても素敵な作品でした！こんな素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございます！！ (2019年8月24日 23時) (レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー｀*) - 続き楽しみですε=ヽ( *´▽｀)ﾉ！ (2019年1月6日 13時) (レス) id: 249673e94e (このIDを非表示/違反報告)
ねい(プロフ) - (*´ー｀*)さん» ありがとうございます！不定期ですがちまちまやっていけたらと思っております！ (2018年11月7日 12時) (レス) id: 01e0d6e0af (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー｀*) - うわ！！やったー！！番外編嬉しいです！！これからも楽しみにしています！！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 249673e94e (このIDを非表示/違反報告)
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