第３話 砂の姉弟 ページ4
綱手様の声で入ってきたのはあの時の酷い隈のひょうたんの子。後ろには四つ結びと隈取りもいる。
「あの時の…」
カカシ先生とテンゾウさんも聞いてなかったようで少し警戒している。困惑した顔を綱手様に向けるが、イタズラが成功した子供みたいな顔を浮かべるだけ。綱手様…絶対遊んでる…。
「…えーっと…あっ！この前はありがとうね！サスケの時の！」
「礼を言われる資格はない。木の葉には大きな借りがある。…今日は謝罪しに来た」
「謝罪…？私に？」
あれ、なんかされたっけ？最初に会った時は一応サスケと隈取りの喧嘩止めてくれたし、予選はリーさんだし…。
「…予選で関係ないお前に砂を向けたり、病院で殺そうとした。謝って許される事ではないのは分かっている。俺の事は好きにしていい。だから砂を恨まないでほしい」
綺麗に90°頭を下げるひょうたん。後ろの２人は口出しを制限されているのか、手を固く握りしめたまま唇を噛み血が滲んでいる。
「…分かった。私の言う事を一つ聞いてくれたら許してあげる。ただし、後ろの二人も」
「なっ！？二人は関係な…」
「もちろんだ！弟だけに辛い思いはさせられない！！」
「もちろんじゃん！弟のケジメは兄の分でもあるじゃん！！」
私の言葉に慌てるひょうたんを余所に、二人は意気揚々と宣言する。呆気にとられ、耳が少し赤くなっているひょうたんを横目に、私はニンマリとする。
「じゃあ言うね！三人共…」
隠しきれない緊張を額に浮かべ、生唾を飲み込む三人。バチッとカカシ先生と目が合うと少し呆れた視線を寄こす。ありゃ、先生には私の言う事バレちゃってるのね。
「私の友達になる事！！」
「「「…は？」」」
狐に摘まれた顔ってこういうこと何だろうな…と少し場違いなことを思う。同じ顔で驚いているのが兄弟だなと強く感じて少し笑えてくる。
「え…と、友達！？」
「そう！友達！！じゃあ自己紹介ね！私は乱舞A！ひょうたんの子から順番に！」
「が、我愛羅…」
「テマリ…」
「カンクロウじゃん…」
「我愛羅にテマリにカンクロウね！二人は年上だけど友達だから敬語は使わなくていいでしょ？」
「別に構わないが…え、こんなことでいいのか？」
「こんなことって…！こんな可愛い人達と友達にずっとなりたかったんだからね！」
「かわっ…！？」
赤面するテマリ共々三人に思いっきり抱きつく。目を白黒させてる我愛羅と呆れながらも少し照れくさそうなカンクロウ。友達にならないなんて損すぎる！！
三人の大人からの温かい視線の中、私に新しい友達ができた。
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SC(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！実はクロスオーバーやトリップは考えた事あるんですよね笑 銀魂にハマった時は銀魂夢主へトリップしたりDQにハマった時は故郷滅ぼされた者同士で合わせたり…。色々ネタ手帳で考えてみますね！！ (2018年4月24日 18時) (
レス) id: 733451eee1 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらナルトかサスケ本人♀か姉か妹がワンピースかフェアリーテイルかリボーンとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってくださいね (2018年4月20日 16時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
SC(プロフ) - ありがとうございます！そう言って頂けるとモチベーション上がります！大学忙しかったりオリジナル難しくて亀更新ですが、途中で投げ出したりはしないですよ！笑 これからも大自然の巫女をよろしくお願いします！ (2018年4月17日 8時) (レス) id: 733451eee1 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - 物凄い面白いです続きが気になりますぜひ完結するまで描いてください応援しています頑張ってください (2018年4月5日 10時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SC | 作成日時：2018年2月24日 16時
