君に向けてのluv song(沖田総司) 1 ページ27
黒猫さん2度目のリクエストありがとうございました。長い間お待たせしてすみません!よければまたリクエストしてくださいね!それでは...
マジックミラー
私と貴方との間には
ガラスがはっているみたい...
「何書いてるの?それ詩...?」
?!
Aは突然かけられた声に身体をびくりと震わせ、その声が誰のものか理解したと同時に机に突っ伏すようにしてノートを隠す。
「見たところ、恋愛の詩みたいだったけど...何、君恋してるの?」
...答えられない。翡翠の双眸から逃れるようにAは下をむき、口を噤んでしまう。それが沖田の気に召さなかったらしい。強引にそのノートを奪う。
「マジックミラー...私と貴方との間にはガラス...」
「やめてっ!」
詩を読み上げた沖田に、Aは立ち上がり、ノートを奪い返そうとするが、沖田はそれをひょいっと上に上げて、ノートはAの手をかすめただけとなってしまった。
「誰に恋してるのか教えてくれたら返してあげる。」
...言えるわけない。唇を噛んで下を向く。なんだなんだ?というように周りの視線が二人に集まる。どうしよう...
と、その時ざわざわとした空気を一振りで断ち切るような声が。
「総司、Aをいじめんな。ほらよ。」
ノートが沖田の手から奪い返されて、Aの目の前に突きつけられる。
「ひ、土方先生...ありがとうございます!」
...恥ずかしい。土方先生にも聞かれたかもしれない。Aは顔を赤くして、ノートを受け取る。
「...ほんと、土方先生ってムカつきますね。」
この態度の差はなんなの?まぁ聞くまでもないけど。面白くない。子どもっぽい八つ当たりだって自分でも分かってる...でも...。
土方が文句を言ってきたが、そんなことを考えていた沖田の耳には届かない。ため息をつき、席に戻れと言い、土方は教壇の方に歩いていく。
その背を見送るAに、イライラが増す。
沖田がAにしか聞こえないような声で言い放つ。
「いんじゃない?下手な俳句書いてる彼と君はお似合いだと思うけど?」
誰が下手な俳句を書いてるのだろう?お似合いって?
Aは何も言えず黙りこくっていた。
君に向けてのluv song(沖田総司) 2→←いつか共に...(土方歳三) 4
47人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛月のえる(プロフ) - いえいえw書いて貰うのに急かすのは性に合いませんのでw先に斎藤ようこちゃんさんのリクを優先しても構いませんので!!更新頑張れー (2015年1月13日 15時) (レス) id: b493613181 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 私の方こそありがとうございます〜。いつも楽しみです。♪ (2015年1月13日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
リリーラテ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» そう言って頂けて嬉しいです!コメントいつもありがとうございます♪ (2015年1月13日 8時) (レス) id: 08492bea53 (このIDを非表示/違反報告)
リリーラテ(プロフ) - 雛月のえるさん» ありがとうございます!どのくらいお時間いただくことになるか分かりませんが、よろしくお願いします!m(_ _)m (2015年1月13日 8時) (レス) id: 08492bea53 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 斎藤さん最高です。 (2015年1月13日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リリーラテ | 作成日時:2014年10月9日 19時