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ア「それはそうと,」




すると腰に何かの感覚を感じる





『(ん?)』





ア「お前あんず達よりも大きいくせに腰が細すぎる.肉を食え肉を」




『ちょ,ちょっと乙狩さん?』





ア「む,軽すぎる。一体毎日何を食ってるんだ?」





は?この人私を持ち上げた?何のためらいもなく?え,何?怖




アイドルって皆こんな感じなの?怖……




『あの,今急いでるので降ろしてください……!!あ,あれ?』




手の部分を払いのけようとしてもできない…?は,え?私ってこんなに貧弱だった?




いや違う,この人だ。絶対にこの人の力が強すぎるせいd





ア「?何の力も入れていないが?」





『は?』





待って今すごい悔しい私いくら虚弱体質でもバイトしてるから腕力は自信ある方だったんだが?今までの私の苦労って……





『あ,あの……一体何を食べたらそんなに力強い腕を?』





ア「肉だ」





凄いこの人,さっきから肉ばっか推してくる




颯「(こ,此奴もしや第二の喉を…?)」




その隣でAちゃんの地声の『は?』を聞いて驚きを隠せない颯馬君




_____________________


椚「………まぁ,いいでしょう。お疲れ様でした」





『(よかったぁ…)』




そして,企画書を椚に渡し,説教をくらうこともなくOKを出し力が抜けるA





『(説教を食らわないってだけでこんなに安心するんだ私……ちょっと異常だな)』





無表情でそう思いながらAはふぅ,と細い息を吐く





『(ま,また村雨から押し付けられた仕事あるけどこんなこと言ってもどうせみんな信用してくれないし……頑張るしかないか)』





そしてAが椚に失礼します,とお辞儀をして職員室を出ようとすると




ぽん





『え?』





椚「小鳥遊さんや村雨さんにしておいてあなたにはしないと言うのはなんていうか…何かを言われそうなので」





何これ?え?頭を撫でられてる?嘘だろ,この人てっきり私のことが嫌いなのかと思ってた




いや,まさか……





『椚先生……もしかして……




熱でもあります!?』





椚「は?」





椚から拍子抜けの言葉が出てくる





『貴方が私にこういう事をするなんて天地にひっくり返ってもありません,きっと熱があるのに無理矢理来たんでしょう…も,もしかして未確認ウイルス感染…?』




椚「ちょっと待ちなさい」





自己肯定感が非常に低いAちゃんだからこその思考回路

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氷菜(プロフ) - もう。ほんとに…好きです。 (2022年6月28日 22時) (レス) @page45 id: 8b044b97dc (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - とっても読みたかった感じの作品で一気に読んでしまいました。無理のないように、更新頑張ってください。更新楽しみに待ってます。 (2022年6月7日 17時) (レス) @page3 id: ddf2d23ccd (このIDを非表示/違反報告)
珀琥(プロフ) - 一気に読める素敵な作品でした!こういうタイプの夢主ちゃんの小説読むのすごい好きです。更新大変かとは思いますが、頑張ってください!応援してます! (2022年5月23日 23時) (レス) @page34 id: 8db741d522 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨曇り侑 | 作成日時:2022年4月18日 21時

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