【おそ松さん】片想い【BL】

片想い5「紫の花」 ページ5

「僕は紫色が好きだよ！！」

「……うわぁ！？え、え、え、いつの間にいたの十四松兄さん！！」

「心臓に悪いだろ…！」


僕からいっきに離れた兄さんたちとトド松


あれー？おかしいな〜。ずっとここにいたはずなのに〜！！

おっかしいね！！


「つーか紫の花なんて無いだろ」

「あるよ！！ほら！」


僕はポケットから紫の花を出してみせた。いつ見てもすっげー綺麗！

一松兄さんの色だよ！


「でも少し元気なさそう、というか枯れてる…？のかな？」

「それで良いだよ！最初枯れてるからこそ、育て概があるんだよ！」


僕の力で頑張って元気にさせるんだ〜！


そしたらお花さんも幸せだし、僕も幸せだよ！そしたらハッピー！

どんな物語でもやっぱりハッピーエンドが一番だよね！！


僕はどんな犠牲をはらってもハッピーエンドが見たいな〜！


「十四松兄さん何かロマンチストだね！」

「そう？僕は最初から綺麗だからこそ、枯らしたくなくて頑張るんだと思うけど」

「良いんじゃないか？十四松が幸せなら」


うん！すっげー幸せだよ！

この花が元気になったら告白するんだ。だから頑張って育てるよ


全てちゃんと綺麗にね


「あ、ならさ！その花も飾ろうよ！そうすれば赤と青と紫！良くない？」


赤と………青と紫…？


「駄目」

「………え…？」

「青と紫はくっつけちゃ駄目っすよ」


赤と青はまだしも、青と紫は駄目だよ。そんなの全然ハッピーじゃないから

僕は僕のハッピーエンドしか望まない

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