~チョロ松がカラ松を養う話~【続き】 (ページ10)

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60、人生と希望とプレッシャーページ10

十「そうかなー？」

チ「常に大声で喋ってるもんね。」

一「喋らないと十四松の
　取り柄が無くなる…」

カ「そうだな、個性も大事だ！」

一「クソ松の個性が一番要らねぇ…」

お「アバラ折れるし、
　そのイタいの何とかなんねー
　のかなぁ？
　まぁ、そのままでもいいと思うけどさ」

カ「流石だオレ。
　男に惚れられるなんて、
　罪な男だぜ…」

お「あひゃっひゃっひゃっ！
　アバラ折れるっ…」

十「カラ松兄さんが『イタい』のは、
　どーにもならないね！」

チ「諦め早い。
　もう頭が痛くなってくるよ…」

一「『イタい』だけに？」

お「うまいっ！」

チ「何がだよっ
　しかも何で十四松は家の中で
　素振りしてんの？危ないからやめて…」

十「マッスルマッスル！
　ハッスルハッスル！」

カ「十四松は元気で何よりだ。」

チ「俺の心配は！？
　風邪退いてるんだけど？」

お「元気そうじゃん！」

チ「お前らのせいで頭を痛めてんの！
　頭を抱えてんの！」

お「御愁傷様。」

一「抱えてるのは頭ではなく、
　おれ達の人生と希望…
　母からのプレッシャーなのでは？」

お「うまいっ！座布団一枚！」

チ「何でお前らの人生
　抱えなきゃいけないの！？
　しかも希望って何！？
　絶対に嫌だからね！！」

カ「そんなに騒ぐと熱上がるぞ。
　ゆっくり寝てろ。」

チ「コイツらのせいで眠れないんだけど！」