~チョロ松がカラ松を養う話~【続き】 (ページ21)

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71、長男様の犠牲ページ21

一「ありが…と、」

十「死ぬの？」

カ「十四松もあがってきたのか」

十「大丈夫？」

一「眠い…だけだか、ら」

カ「十四松、風邪退くぞ
　もう一度入ってこい」

十「うんっ！」

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チ「一松、大丈夫かな？」

お「大丈夫だろ。」

ト「眠いだけなんだし…」

カラカラカラ ←ドアを開ける音

十「ただいまー！」

チ「一松、大丈夫だった？」

十「死にそうだった！」

おチト「えっ！？」

カラカラカラ ←ドアを開ける音

カ「寝てるだけだ。」

チ「ビックリした…」

十「アハハッ！」

ト「驚かさないでよね。」

お「チョロ松、明日休みか？」

チ「えっ？うん、休みだけど…」

お「今日、家に泊まれば？」

チ「あーそうだね、カラ松は？」

カ「チョロ松の家まで距離があるし…」

チ「なら、泊まろっか。」

カ「一松はオレが担いでいこう。」

お「一松背よう係だからな。」

ト「何それ…」

十「やったー！久しぶりに六人で
　寝れるんだー！」

チ「まだあの布団使ってるの？」

お「少し寝るスペースは広くなったな。」

チ「また、六人で寝れる…」

お「あぁーでも、トド松に
　夜中起こされるぞ」

チ「あっ…僕が居ない間は誰が犠牲に？」

ト「犠牲って…」

お「長男様の俺だよっ」

チ「大変だったね…」

ト「怖いんだもんっ！しょうがなくない？」

十「なら、ボクと行く？」

ト「オバケよりも
　十四松兄さんの方が怖い！」

チ「確かに。」