君への気持ちが ページ34
それから道中2人でべらべら話して、公園についた時だった。
出入口で私たちの目の前に映ったのはカラ松とそっくりなおそ松だった。
その隣には華奢で綺麗な女の子。
私とは比べ物にならないくらいに可愛くて、女の子って感じがした。
おそ松はきっと私を見ていただろう、私はおそ松の顔を見たくなくて俯いた。
すると、友達と紹介してその女の子は名乗った。
友達という単語にすこし安心する自分がいて。
またカラ松への罪悪感に押し潰されそうになった。
私はそっけなく自分の名前をいうとカラ松の服の裾を握った。
おそ松が他の女の子といる所なんて見たくなくて、声だって聞きたくなかった。
聞いてしまったら。
見てしまったら。
私はまたおそ松を求めてしまう。
3人が話しているときも私は顔をあげられなくて、カラ松の裾を少し強く握った。
カラ松はそれに気づいたのか私の手をそっと握ってくれた。
包み込んでくれるようなその暖かさに安心して、私も手を握り返した。
そしたら急におそ松が割り込んで私たちの繋がれていた手を離した。
私を含め、由美ちゃんとカラ松は遅くの顔を見た。
おそ松はバツが悪そうにじゃあ行くわと言って公園から出ていった。
後ろにはちゃっかりついていく由美ちゃん。
私はそれを心を傷めながら見ていた。
二人がもう少しで見えなくなるってとこくらいで
おそ松と由美ちゃんは止まってキスをした。
二人の唇が離れたかと思うと、おそ松は力強く由美ちゃんを抱きしめた。
すると当たり前のように由美ちゃんはその腕をおそ松の背中に持っていく。
おそ松がほかの女のひととキスをしているところを見るのは三回目で、その記憶は私の心をかき乱すように思い出してきた。
その光景や、記憶をを見るのが嫌でカラ松に抱きついた。
カラ松は黙ってわたしを優しく抱きしめてくれる。
私はいつまでこの優しさにすがるんだろう。
カラ松に好きという気持ちと申し訳ないという気持ちが私の中であった。
カ「何も聞かないから、俺のそばにいて」
カラ松はそういった。
そしてカラ松の顔を見たらカラ松の頬には涙がながれていた。
私はそれを指で拭うと優しくカラ松にキスをした。
どこにも行かないよ。という気持ちを込めて。
カラ松にそれが伝わったのかありがとうと言ってまた私を抱き締めた。
私もそれに応えるようにカラ松の背中に腕を回した。
私はおそ松を忘れられないのに。
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ミミ(プロフ) - 書いてくれる方見つかったので大丈夫になりました!混乱させてしまいすみません! (2018年9月30日 0時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - すいません。難しいところあったら省略してokですよ。わざわざすいません。 (2018年9月15日 23時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃま(プロフ) - ミミさん» すいません、ちょっと色々設定が...w考えてみます (2018年9月15日 18時) (レス) id: 49e491855e (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - そう言えば、基本的にリクエストって答えてくれるんですか?ちゃまさんは、誰担ですか?私は実はおそ松なんです! (2018年9月10日 8時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - ここのサイトのコメ欄見ているか不安です。なにしろ過去作みたいなんで (2018年9月9日 15時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃま | 作成日時:2015年12月9日 20時