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優しい君。 ページ33

Aside


おそ松を忘れられないままカラ松と付き合ってもう半年近くになる。
カラ松が私の家に来ることがあっても私がカラ松の家に行くことはない。


カラ松は察しがいいのか家に来る?なんておそ松みたいな馬鹿な質問はしない。

人の気持ちがわかるんだなって改めて実感した。


私の家に来て1度だけ繋がろうとしたことがある。

キスをしてそのキスは熱を持っていき軽かったものから濃厚なものへと変わっていく。

そしてカラ松は私をベッドに運んで押し倒した。


私たちは付き合っていて、そんな行為をするのは当たり前。
だから私自身覚悟だって出来ていたしカラ松ならいいと思っていた。


けどカラ松は、まだ俺じゃダメなんだよなと呟いて私の上からどいた。

カラ松はごめんなと笑って謝ってくる顔に私は心が傷んだ。


カラ松はこんなに私によくしてくれているのに、私はカラ松に何もしてあげられない。


それが嫌で
して欲しいことある?って聞いたら
傍にいてくれるだけでいい、離れないでくれと私を愛おしそうに抱きしめた。


私はこんなにも愛されているんだと知って、離れないよって言ってカラ松を抱き締め返した。




そんな事があってからも私たちは普通に付き合っていたし、手を繋いだりキスしたりだってする。

カラ松の思いが本当の思いになっていくのを自分でも感じていた。



おそ松と似てるから。


おそ松と同じ顔だから。





そんな理由じゃなくてどんな時も私のそばにいてくれるカラ松に好意を抱き始めた自分はたしかに居た。








今日はカラ松と散歩がてらに公園に行こうって話になっていて私たちがいつも行く公園に行く。


道中ずっとカラ松は


寒くないか?


転ぶなよ?


体調とか大丈夫か?






私の心配ばっかで過保護なんだなぁと思った。
けどそれほど心配されていると思ったら嬉しくなってひとつひとつ丁寧に返した。

その度に笑うカラ松が愛しくなって私から頭を撫でた。


カラ松は逆だろと言って私の頭を撫でてくれた。




包み込んでくれるような手で、私はその手をすがってしまって求めてしまいたくなる。




きっとカラ松は無意識で、でも私がして欲しいと思ってる時にしてくれる。




二人の似ている所はそこで、私が求める時に限ってちゃんとしてくれる。





でも、カラ松のその手はおそ松よりももっと暖かくて優しいぬくもりだった。

君への気持ちが→←忘れられない思い。



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ミミ(プロフ) - 書いてくれる方見つかったので大丈夫になりました!混乱させてしまいすみません! (2018年9月30日 0時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - すいません。難しいところあったら省略してokですよ。わざわざすいません。 (2018年9月15日 23時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃま(プロフ) - ミミさん» すいません、ちょっと色々設定が...w考えてみます (2018年9月15日 18時) (レス) id: 49e491855e (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - そう言えば、基本的にリクエストって答えてくれるんですか?ちゃまさんは、誰担ですか?私は実はおそ松なんです! (2018年9月10日 8時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - ここのサイトのコメ欄見ているか不安です。なにしろ過去作みたいなんで (2018年9月9日 15時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃま | 作成日時:2015年12月9日 20時

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