忘れられない思い。 ページ32
しばらくカラ松と由美が話していたから俺もその会話に混ざりながらも、意識はずっとAにあった。
Aは話さないしカラ松の服の裾を握っているだけ。
先程からカラ松も安心させるかのように、Aの手を握った。
その瞬間俺の中にどす黒い感情が生まれる。
Aに触れたいと。
Aを抱きしめたいと。
Aは俺のものだと。
だけど今の俺にはそんな資格なんてなくて。
昔だってそうだ、Aが辛い思いをしてる時に俺はほかの誰かといた。
Aじゃないほかの誰かと。
その度Aは涙を流しその度俺の心は酷く傷ついたんだろう。
そのことから逃げ続けた俺はきっとAの隣にいる資格なんてない。
自分にそう言い聞かせた。
そして自分に嘘をついていた心が徐々に溶かされていく。
自分に嘘をついていた分気持ちは大きくて。
気づけば俺の手は二人の手を離させていた。
そこにいる俺以外の3人が俺の顔を見た
俺自身なんでそんなことしたわからなくて、ごめんと謝った。
Aが初めて顔をあげてその顔を見るとAがいつも泣きそうになる時の顔だった。
どうしてそんな顔するんだよ
どうしてカラ松といるんだよ
どうしてお前の隣に俺がいないんだよ
なぁA。
俺まだお前のことこんなにも好きで忘れられて無かったこと。
知らなかったよ。
そこから俺は逃げるように2人にじゃあなと別れを告げて由美と一緒に公園を出た。
由「誰なの？あの美人さん」
お「俺らの幼なじみだよ。それと…」
由「元カノ……さん？」
お「……うん」
由「綺麗な人だったね」
お「生意気だけどな」
由「どれくらい付き合ってたの？」
お「三年と少し…かな」
由「長かったんだね」
お「まぁ…な」
由「……おそ松」
お「ん？」
由「…泣かないで」
そういった瞬間俺は気づいた。
自分の頬は涙で濡れていた。
そして由美は俺を慰めるかのように俺にキスをした。
二人の唇が離れた瞬間俺はどうしようもなくなって、由美を抱きしめた。
由美も抱き締め返してくれて今だけはその時間にすがりたかった。
きっと俺はまだAを愛してるんだと。
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ミミ(プロフ) - 書いてくれる方見つかったので大丈夫になりました!混乱させてしまいすみません! (2018年9月30日 0時) (
レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - すいません。難しいところあったら省略してokですよ。わざわざすいません。 (2018年9月15日 23時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃま(プロフ) - ミミさん» すいません、ちょっと色々設定が...w考えてみます (2018年9月15日 18時) (レス) id: 49e491855e (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - そう言えば、基本的にリクエストって答えてくれるんですか?ちゃまさんは、誰担ですか?私は実はおそ松なんです! (2018年9月10日 8時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - ここのサイトのコメ欄見ているか不安です。なにしろ過去作みたいなんで (2018年9月9日 15時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃま | 作成日時：2015年12月9日 20時
