違う温もり ページ16
気付けば商店街を無我夢中に走っていて、前も向かずに走っていたせいか誰かにぶつかった
『す、すいません』
私は相手の顔を見ずに謝って走って行こうとした
でも相手の人が私の腕を掴んで離さない
「A?」
『え?』
顔をあげるとそこにいたのはカラ松だった
どうしたんだよなんて聞かれて私はまた俯いた。
カ「とりあえず家行ってもいいか?」
家に上がってもらってからはカラ松が冷蔵庫からお茶を取り出してくれてこれ飲んで落ち着けと言ってくれた
お茶を飲むとこころなしか楽になった気がして、少しずつ落ち着いていった
ある程度私が落ち着いて話せるくらいになるとカラ松は話し出す
カ「なにがあった」
『別れたの…知ってるよね?』
カ「ああ。おそ松兄さんから聞いた」
『…そのまんまだよ、別れて忘れられない自分がいるだけ』
カ「忘れられない……か」
『…今は仕方ない事だと思うんだけどね』
カ「……」
カラ松は黙った。
何かを考えるようにして、カラ松?と言うとカラ松は顔を上げた。
カ「なあA」
『うん?』
カ「俺じゃダメなのか?」
『え?』
カ「こんな時にすまない。おそ松兄さんは凄くいい人で周りからも愛されている。俺は俺でおそ松兄さんにはなれないけど俺なりにAを幸せにしたい」
『でも私…まだこんなにおそ松のこと…っ!』
カ「それでもいいさ俺が忘ればいいだけの話だ」
いつもかっこつけて痛いカラ松が凄くかっこよく見えてカラ松は私の目を真っ直ぐ見て言った
カ「俺はAを離したりなんかしない。ずっと愛する。だから俺と付き合ってくれないか?」
私は黙って頷いていて
カラ松は私の頭を撫でてくれた
おそ松と違うその手はゴツゴツしていて男の人だと思い知らされる
カラ松の手は私を慰めてくれて、忘れさせてくれる気がした
こんな簡単に他に移る私は軽い女考えながらその気持ちをかき消すようにカラ松の胸の中にいった
カラ松も黙って私を抱き締めてくれる
私はカラ松から離れるとお互い見つめあって自然と距離は縮まり
お互いの距離が無くなると同時に重なる唇
カラ松の唇は柔らかくて暖かかった
私の目からは一粒の涙が流れてからカラ松はそれが落ちる前に指で私の涙を拭った
カ「俺のファーストキス」
顔を赤く染めながらも私の方を見て必死に笑顔で見てくれるカラ松が可愛くて
カラ松の事を私は真剣に見ようと思ったそんな日だった。
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ミミ(プロフ) - 書いてくれる方見つかったので大丈夫になりました!混乱させてしまいすみません! (2018年9月30日 0時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - すいません。難しいところあったら省略してokですよ。わざわざすいません。 (2018年9月15日 23時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃま(プロフ) - ミミさん» すいません、ちょっと色々設定が...w考えてみます (2018年9月15日 18時) (レス) id: 49e491855e (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - そう言えば、基本的にリクエストって答えてくれるんですか?ちゃまさんは、誰担ですか?私は実はおそ松なんです! (2018年9月10日 8時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - ここのサイトのコメ欄見ているか不安です。なにしろ過去作みたいなんで (2018年9月9日 15時) (レス) id: 2f572b9fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃま | 作成日時:2015年12月9日 20時