『霊番隊に告ぐ』 ページ33
四十六室へと向かった日番谷と乱菊。
反してAは、双極へと向かっていた。
日番谷から頼まれたのは、“霊番隊の再結成”
力は大きい方がいいと考えたのだろう。
隊長、副隊長、そして隊士。
それらが揃った霊番隊は、大きな戦力になる。
彼女が双極へと向かった理由は、まぎれもなく一護の応援である。
双極の丘下はへとつき、彼女は唱える。
「黒白の羅
二十二の橋梁
六十六の冠帯
足跡・遠雷・尖峰・回地・夜伏・雲海・蒼い隊列
太円に満ちて天を挺れ
縛道の七十七『天挺空羅』!!」
──霊番隊へと。
既に浦原に作ってもらったネックレスはただの飾りと成しており、
斬魄刀の始解及び鬼道の発動など、Aの存在は数々に知られていた。
京楽、浮竹、卯ノ花が例である。
──霊番隊に告ぐ
──私はA
──久々に戻ってきた
──今回行われる朽木ルキアの処刑
──鋭い者は気付いてるだろう
──これは、
──策士された処刑である
──相手の目的の見当はついている
──なんとしてでもこの処刑、
──止めなければならない
──不在にしておいておこがましいだろうが、
──私一人の力じゃどうにもならないことは事実だ
──どうか、今一度
──霊番隊を、在させようではないか
──双極の下にて待つ
──全員の顔が見られることを期待している
閉じていた目を開いた。
「……止める。絶対に」
レンが、苦笑まじりに呟く。
『お前ホント、部下の前だと凛々しいよな』
Aも自嘲気味に笑った。
既に、懐かしい霊圧のいくつかがこちらに近付いていた。
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あいうえお - ちょい待て、その詠唱はガルガンタ開ける時のやで (2018年12月9日 22時) (レス) id: 0b80273c04 (このIDを非表示/違反報告)
瀧本晴菜 - 続き頑張って下さい!応援してます! (2017年5月30日 13時) (レス) id: 9a46cff4ec (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 悪意があって書いてるわけではないです。もう占ツクを辞めてしまってるだろうけど、思った事を言わせていただきました。またあなたがここへ戻ってくるのを待っています。長文失礼しました。 (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
スウィート(プロフ) - 自傷的な事は控えてください。自分が辛くなるだけですよ??皆貴方の小説が見たくて、好きだからここに来るんです。なのにそんな悲しい事書いていたら見ているこっちも辛くなります。ホムペを作るなどして、そちらに書くことをおすすめします…今更ですけどね (2017年4月28日 22時) (レス) id: 5811fbb44a (このIDを非表示/違反報告)
青明寺 月斗 - 私・・・続きが書きたいです!完結に導きます! (2017年4月11日 21時) (レス) id: 53496b0259 (このIDを非表示/違反報告)
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