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「なんだよ、それ…!!」




レオはそう叫ぶと、起き上がり、立ち上がった。
その表情は、怒りに満ちていて。
彼は私の胸ぐらを、思い切り掴んできた。



「っ、ふざけんな!!流石に怒るぞ!!!」



先程までの、レオとは違う。
これは、本気で怒っている目だ。そう、本気で。…この目を見るのは、高校のときに大喧嘩したとき以来だ。




「おまえ、昔おれが言ったこと忘れたのか…!?あのとき言ったよな、『自分を大切にしろ』って!!あと一歩遅かったらおまえ、今頃ここにいなかったんだぞ…!?」




「…覚えてるよ。っ…覚えてるに、決まってるでしょ…!?」




昔、というか三、四年前。
私は夢ノ咲学院で行われたライブを、見にきていた。
私が参加したライブは、一般も参加可能なはずだったんけど、周りを見渡す限りそこにいたのはほとんど学院生で。多分、チケットが間違っていたんだと思う。
そのとき、レオは、いや、レオがリーダーを務めていたKnightsは、みんなから敵対視されていたんだ。



最初は、黙ってた。
ステージ上で踊って、夢を届けてくれるレオをちゃんと、私は見ていた。
けど、アルミ缶とかペットボトルとか、そういうゴミをステージに投げられたとき、私は思わず、叫んでしまったのだ。




『ふざけないで』と。
そしたら、総攻撃にあった。呼び出されて言葉で責められたり、殴られたりもした。口を揃えて言う言葉は、『ストレス発散』だった。

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マリー(プロフ) - ただ一言と言っておいてまた来ました。とすごく気になるストーリーです。頑張ってください! (2017年9月14日 23時) (レス) id: 5afa144aee (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - ただ一言!応援してます! (2017年9月4日 21時) (レス) id: 5afa144aee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睦月 | 作成日時:2017年9月2日 1時

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