陸 ページ8
Aside
そんな…私が…?
鬼灯「人間の恨み、妬みに反応した鬼火が死後の体に入り込むことで鬼になる場合もあるんです」
それは知っているのですが……
でも
別に、恨むような
事も、
人も、
なかったのに?
鬼灯「…大丈夫ですか」
A「え?あ、はい」
鬼灯「まぁ、誰でも急に鬼になれば驚きます」
A「いえ、驚いているというよりは
不思議に思いまして」
鬼灯「不思議に?何をです」
A「私、別に恨むような事も人もいなかったんです。なのに鬼になっている…何故でしょうか」
鬼灯「見返したい人もいなかったのですか?」
A「見返したい人…」
ーーーー役に立たない奴だなーーーー
ーーーー期待して損したーーーー
ーー____のくせに、夢みてんじゃねぇーー
見返したい…とは、ちょっと違うかな
A「はい、特にそのような方は」
鬼灯「そうですか。では……
会いたい人などは?」
A「!!!」
ーーーーまた会いましょうーーーー
ーーーー来世では、絶対にーーーー
ーーーその時こそ、ずっと二人で幸せにーーー
A「…きっと、それです。ずっとずっと
会いたい人がいたんです。それはもう、ずっと前から」
鬼灯「……」
A「……あ、すいません、初対面なのにこんなこと言ってしまって」
鬼灯「いえいえ。よほど大切な方なんでしょう。そういう人がいるのは、うらやましい限りです」
いない……って、ことですよね?丁さ……
いえ、今は鬼灯さんでしたか。
ちょっと、ショックだな……
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作者名:黒鴉 | 作成日時:2018年12月21日 16時