【鬼灯の冷徹】輪廻転生～願い～ (ページ41)

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惨拾玖ページ41

閻魔side

A「おはようございます、閻魔大王」

閻魔「おはよう、Aちゃん。…あれ？鬼灯くんは？一緒じゃないの？」

A「鬼灯さまはお手洗いです。先に行ってください、と言われたので」

珍しい、鬼灯くんが…

昨日の夜、ちゃんと落ち着けたのかな？

鬼灯「おはようございます、閻魔大王」

閻魔「あ、おはよう、鬼灯くん。…珍しいね、鬼灯くんがAちゃんと離れてるなんて」

まだAちゃんが地獄に来て一週間しか経ってないけど、昨日までは片時も離れたがらなかったんだ

過保護すぎだ、って、どれだけ思ったか…

…え？言わなかったのかって？

そんな、わしが言ったところで変わらないよ、鬼灯くんは…

鬼灯「…昨日、約束したので」

閻魔「約束？Aちゃんと？」

鬼灯「はい。Aさんいわく、
「鬼灯さまが私のことを離さなければ、私はずっとそばにいます」とのことです。私はAさんを離しませんから、Aさんも離れないと判断し、先に行って貰いました」

…………。

なんだろう…

やっぱり、あんま変わってないよね…？

しれっとプロポーズ的なのかましてきたし

「私はAさんを離しませんから」って……

どんなバカップルだよ、まったく…

鬼灯「あぁ、そうです。今日からAさんも仕事が始まるわけですが、Aさんには私の補佐をしていただくことになりました。…いいですよね？閻魔大王」

閻魔「…それ、わしに少しでも拒否権ある？」

鬼灯「あるわけないでしょう」

うん、知ってた

まぁ、わしも最初から駄目だなんて言うつもり無いけどね

閻魔「じゃあ、今日からAちゃんは鬼灯くんの補佐官だから、わしの第二補佐官だね」

A「!はい、宜しくお願い致します」

閻魔「わしこそ宜しく！」

鬼灯「Aさんに迷惑をかけないでくださいよ、閻魔大王」

閻魔「わし、それ言われる立場じゃないんだけどなぁ…」