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煌音ですっ! [ヒカルside] ページ6

「ッッ!誰だ!!さっさとここから出せ!!」

「まあまあ…ちゃんと説明するからそう怒らないでよ…」

僕を拉致した赤い服の女に怒りをぶつけるとそんな呑気な言葉が帰ってきた。
僕は今、魔法のようなもので(奴は術と言っていた)縛られ身動きが取れない状態だ。
もう、こうされてかれこれ30分はたつ。
授業も始まってると言うのに…!!!

「真琴おっそいなぁ」

女は、どうやらマコトと言う人物をずっと待っているようでその女が来るまでは僕を解放できないと言っている。
何でもいいから早く来てくれ、マコト。(と言う人。)
そして僕を早く解放してくれ…。

僕が頭の中で早く早くと願っているそばで、女が口を開いた。

「ね、名前、何て言うのっ!?」

何かと思えばそんなことか、僕は君に教える名などない、とそっぽを向いた。
こんな奴に個人情報を教えてはならないと心に誓ったのだ。絶対に教えてたまるか。

「むぅ…教えてくれてもいいじゃん!まあいいや、私の名前教えてあげる!」

「君の名など聞きたくもない!」

「そんなこと言わずにさぁ……私はA!煌音Aって言うのよ!」

煌音A…その言葉を聞いた瞬間僕は一瞬、ホントに一瞬だけ何かを思い出したような気がした。多分気のせいだろう。

そんなとき、ついに一人の女が歩いてきた。

「…………こら、A。名前を名乗る時は必ず偽名を使いなさいって言ってるでしょう。」

「ああっ!真琴!遅いよ!私もこの男も待ちくたびれちゃったよ!」

マコトと呼ばれる女はゴメンゴメンと煌音Aを受け流し、僕に近づいて来る。

「へぇ〜君が青いサムライ?良い顔してるじゃない。」

そんな褒め言葉も一切頭に入ってこない。
早く解放してくれ!そう叫んだ。

「この子、何にもしらないの?」

「え、ああ、まあ…私もケイヤクってどういう事なのか聞かされてないし……」

ケイヤクと言う言葉を聞き、僕の体に悪寒が走る。
何か恐ろしい事を聞かされるような………

「まぁ、いいわ。ケイヤクっていうのは、簡単に言うと人間界での婚約と同じようなものよ。」

結婚。僕の予感は見事大当たり。

僕が悲鳴をあげる前に、煌音が先に叫び声を発した。

婚約って………… [ヒカルside] (会話文多め)→←女が出てきた [ヒカルside]



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星羅 萌*渚*(プロフ) - 作者ふらのさん» そうなんですか!!そのアプリ欲しいな←  (2014年3月19日 20時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*さん» ありがとうございます! 特殊絵文字のアプリで見つけました笑 お気に入りです♪(*´˘`*) (2014年3月19日 1時) (レス) id: 81f882bc8d (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*(プロフ) - 顔文字可愛い(( いえ、こちらこそ応援しています!一緒に頑張りましょうね^^ (2014年3月17日 19時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*@病み上がりさん» いえいえ〜!(*´˘`*) (2014年3月16日 23時) (レス) id: 7330717f03 (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*@病み上がり(プロフ) - 作者ふらのさん» ありがとうございます!!! (2014年3月11日 18時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風羅乃 | 作成日時:2014年1月18日 23時

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