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ハルキ君のお話 4 ページ21

「ハールキ!終わった??」

店員さんと洋服を選び終わって約7分、
ようやく女子四人が帰ってきた。
俺は、なるべく気を聞かせてレジ打ちの仕事に戻った店員さんを見ないようにして代表としてキャサリンにハンガー付きの洋服を渡す。

「わあ!すごい!」

「本当!サンキューハルキ!」

「あ、ああ…」

さすが、店員さんの力も借りたおかげで第一印象はなかなかだ。
良かった、俺はほっと一息つこうとした。

が。

「じゃ、ハナコ、着てみてよ!」

「う、うん…着てみる!」

キャサリンの言葉に、ハナコはいつものごとく顔を赤く染め試着室へと入る。

「…これを、着るのか?ハナコが…?」

少ししどろもどろな俺の言葉に、キャサリンは、当たり前でしょ、ともいいたげな顔でそうよ。と言い切った。
いや、悪くはない。
悪くはない。むしろ逆にラッキーなことなのかも知れないがやはり抵抗があるのだ。

「何と言うかその、そう言うのは愛し合うものどうしがやることだろう。」

「大丈夫よ!別に愛し合っていなくても。それにハルキ、機転回してね?」

ユノがこそっと言う。
俺には、彼女が言っていることがこのときは理解できなかった。

「ユノ、鈍感なハルキに何言ったって無駄よ!ほら、ハナコそろそろじゃない?ほら!」

試着室のカーテンが開いた。

ふわり。

そう、五感で感じるほどのコーディネートは、この俺がセレクトしたとは思えない。

「どう、かな…」

「…………」

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星羅 萌*渚*(プロフ) - 作者ふらのさん» そうなんですか!!そのアプリ欲しいな←  (2014年3月19日 20時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*さん» ありがとうございます! 特殊絵文字のアプリで見つけました笑 お気に入りです♪(*´˘`*) (2014年3月19日 1時) (レス) id: 81f882bc8d (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*(プロフ) - 顔文字可愛い(( いえ、こちらこそ応援しています!一緒に頑張りましょうね^^ (2014年3月17日 19時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*@病み上がりさん» いえいえ〜!(*´˘`*) (2014年3月16日 23時) (レス) id: 7330717f03 (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*@病み上がり(プロフ) - 作者ふらのさん» ありがとうございます!!! (2014年3月11日 18時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風羅乃 | 作成日時:2014年1月18日 23時

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