作者のお遊び。ハルキ君のお話(本編とは一切関係ありません) ページ18
「これなんて可愛くない!?」
「素敵…かも…」
「いいんじゃない?ねえ、ハルキはどう思う!?」
「………いいんじゃないか。」
いや、全然良くないだろう。
服のデザインの事じゃない、今の状況だ。
ただいま夏休み中で、
神威大門統合学園の全生徒は本土の実家に帰ってきているのだ。
帰ったは良いが、何とジェノックメンバーのほとんどが、学区こそ違うが奇跡的に同じ県内に家があったのだ。…多分学園長のしわざだろう。
夏休みもなかば。
課題をちゃくちゃくと進めているそんなとき、俺のCCMが鳴った。
それは第4小隊隊員鹿島ユノからで、驚きつつもすぐさま電話に出たのだ。
…結果から言うとそれが間違いだった。
その内容が、第4小隊所属の三人のショッピングモールへのお出かけへの誘いで、男の意見が聞きたいらしい。
いつもよりワントーン高めの声で話す彼女と、一緒にいるらしきキャサリン・ルースの
「来るわよね?」何ていう、プレッシャーのおかげでYESと言わざるを得なかった。
それで、今に至る。
アラタは?ヒカルは?と訪ねたりもしたが、
何でも「あの二人は役にたたなそうだからいい」との事らしい。
確かに女と接するのがあまりうまくないヒカルに、ファッション何かにはまったく興味の無いアラタだ。
まあ、納得できる意見だと思う…。
だからと言って俺が女の扱いが得意だとか、ファッション知識があるだとかそういうわけでもないが。
「ハルキってば、さっきからいいんじゃないか。しかいわないじゃない!本当に良いと思ってるの!?」
…キャサリン・ルースだ。
第4小隊の隊長。
敵に回すと一番面倒くさい。
「すまない。俺はあまり女物の洋服は良く…」
「言い訳無用!それよりさ、ハルキの好きなアイテムで、フルコーディネートしてよ!」
唐突。
「そんな、俺は全然…」
「…俺は全然なんだって言うのよ。」
キャサリンが俺に詰め寄る。
ここまで来たらもう、俺は敗けを認めるしかない。
見事、敗北。
ぼろ負けだ。
「…わかった。」
「よし!決まりぃ!」
「俺の好みで問題ないんだな?」
「ええ、もっちろん!見られていると選びにくいから私たちフードコートに行ってるね。少ししたら戻ってくるから!」
ユノがそう言うと、華の第4小隊は去っていった。
それでは、
うまくできるかわからないが『俺の好み』の洋服を選ぶとしよう。
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キヨカちゃんはカゲトとデートです
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星羅 萌*渚*(プロフ) - 作者ふらのさん» そうなんですか!!そのアプリ欲しいな← (2014年3月19日 20時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*さん» ありがとうございます! 特殊絵文字のアプリで見つけました笑 お気に入りです♪(*´˘`*) (2014年3月19日 1時) (レス) id: 81f882bc8d (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*(プロフ) - 顔文字可愛い(( いえ、こちらこそ応援しています!一緒に頑張りましょうね^^ (2014年3月17日 19時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
作者ふらの - 星羅 萌*渚*@病み上がりさん» いえいえ〜!(*´˘`*) (2014年3月16日 23時) (レス) id: 7330717f03 (このIDを非表示/違反報告)
星羅 萌*渚*@病み上がり(プロフ) - 作者ふらのさん» ありがとうございます!!! (2014年3月11日 18時) (レス) id: 2f62fa648a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風羅乃 | 作成日時:2014年1月18日 23時