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狡くは無いでしょと呆れたように言うくるみは何処か嬉しそうだった
「でも、確かに満月は白夜さんに懐いてるよね？」
白夜「……そうなのか？」
白夜が首にしがみつく満月を見れば
まるでくるみを幼くしたようにそっくりな満面の笑みで言った
満月「満月、お姫様になるなら
王子様は白夜様がいい！！」
.
.
.
平子「あかん！！！！！！！！！！！」
「ぷっ、はっっはははは！！」
満月の言葉に騒がしかった店の中までもが静まり返った
平子は真っ赤だった顔が一瞬にして真っ青になり、その隣でくるみ涙を流しながら笑っている
その場にいた恋次は呆気にとられ、瞬きも忘れて大きく目を見開き
清家は両手を口元に当てておやおやと微笑んだ
その様子を店の中から除いていたものも
大いに笑っていた
当の本人である白夜はキョトンとした表情で
満月を見つめた
満月は少しだけ照れた様な表情を浮かべたが
いっちゃったー！と
きゃっきゃっと楽しそうだった
ふぅ、と息をはいて白夜は満月を抱き抱えた
白夜「全く子供とは未知な生き物だ」
平子「あかん！あかんで！白夜坊！！うちの娘は嫁にはやらんからな！」
「もぉ、子供も無邪気な気持ちを無下にしないであげてよ！
子供の頃幼稚園の先生の事好きになったこと無いの？？」
白夜の腕に乗った満月は子供ながらに
くるみの言葉が、本気では無いからと言っていることを察した
満月「白夜様！満月、絶対にママよりも凄いお姫様になります！」
白夜「…そうか」
満月「はい！満月は誓います！白夜様を王子様にすることを」
満月はそう言って小さな両手て白夜の頬を掴んで
小さな唇を押し当てた
平子「」
「きぁゃぅ！か、可愛い…！！」
昼間にみたくるみと平子の誓いを真似した満月はにししっと平子そっくりに笑った
白夜「」
平子「白夜坊…きさま、許さん…許さんぞ…！！！」
満月「きゃっ！？パパ？？？」
目を真っ赤にした平子が白夜を追いかける
満月を抱えた白夜は、何故私が終われるのだ
と、解せん様子で逃げ回った
「娘の成長は早いなぁ〜」
恋次「いや、良いのかよ！？戦争が勃発するぞ！？あれは」
「大丈夫でしょ〜！さっ、煩いのも居なくなったし、私も呑むぞ〜！！」
その後祝杯は朝まで続き
何時までもくるみを祝う言葉が響き渡り
笑顔が絶えない一日となった
.
.
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happy END
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月。(プロフ) - umaguさん» ありがとうございます。アニメBLEACHが続いて新たに目に止めてくださる方もいて、嬉しいです。長い小説ですが全部見頂けて嬉しいですありがとうございました！ (11月25日 0時) (
レス) id: e594d45068 (このIDを非表示/違反報告)
umagu(プロフ) - 魅力的な作品に引き込まれ時には涙しながら見させていただきました。素敵な作品でした。ありがとうございました😌 (9月22日 18時) (レス) @page11 id: 4d8aeac2a6 (このIDを非表示/違反報告)
月。(プロフ) - かほりさん» こんにちは。コメントありがとうございます^^楽しんで頂けて良かったです。 (2020年4月22日 10時) (レス) id: 77f51753aa (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - → そして特に私の中で嬉しかったことがあるのですが、BLEACHの小説で藍染死闘後のお話は案外少なく、私自身復隊後の平子とのお話を読める作品がないのかと探していたので、復隊後からの話がきちんとありすごく嬉しかったです！完結お疲れ様です。とても楽しめました！ (2020年4月15日 16時) (レス) id: a3e961a68a (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - 初めまして、静かな悪魔から最終章まで月。様の小説を読ませてもらった読者です。平子真子が大好きで検索して1ページ目に貴方様の作品があり読み始めたのがきっかけですが、愛されている主人公や平子との絡み、物語が凄く魅力で作品にすぐ引き込まれました。→ (2020年4月15日 16時) (レス) id: a3e961a68a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月。 | 作成日時：2019年12月27日 17時
