通信 ページ6
外の空気を吸ってくるという口実で近くの高台へ行き、まだ見ていないイズの記憶を見る。
記憶を見終えて閉じようとしたデスクトップに浮かび上がる画面にはたくさんの人の連絡先。
強い志を持った不破さん、私の良き相談相手の刃さん、あまり好きにはなれていないけど助かってはいる天津さんに、滅以外の滅亡迅雷の皆。
死んでしまった両親と、入院中の兄、
その下にはイズと
或人。
｢昨日から泣いてばかりだ…っ｣
或人が戻ってきてからと思われる大量のメールと着信履歴に驚いて軽くボタンを押してしまった。
慌てて消そうかと思ったがそれより先に相手が出てしまった。
"やっっっと出た！！おいAお前今何処にいる！？"
不破さんの声だ。
｢…言えません｣
"はぁ！？あちょ、刃待て！！"
"A！！無事か！！？"
｢うぇ、あ、はい…｣
"良かった…今誰も近くにいないか？"
｢いませんけど、小声でお願いします｣
"分かった"
刃さんによればマギアを倒していると突如謎の仮面ライダーが降ってきて技を使って変身解除まで一瞬で行ったらしい。
そしてその謎の仮面ライダーの正体が、
｢…或人、だったと｣
"そうだ、昨日一緒にいたなら社長に何があったのか分かるだろ？"
｢…知っていますけど、教えられません｣
"…どうしてもなのか…？"
｢はい｣
"突然済まなかったな、じゃあ"
息を吸って刃さんを引き止める。
｢あの、刃さん、｣
"なんだ？"
｢…安心しました、優しい声を聞いて｣
ふっと息を吐いた刃さんは
"そうか、それは良かった"
じゃあ、と言って通話が切れ、静けさがまた訪れる。
｢…帰ろう｣
そう思い、木のベンチから立ち上がった時、
｢…っ！！｣
何処からか息も上手くできなくなるほどの殺気が私を突き刺す。
｢な、何…？｣
振り向いて周りを見渡すが誰もいない。
｢…気のせい、だよね｣
と前を向いた瞬間、目の前が真っ暗になった。
｢、え｣
｢…だーれだ｣
低く、それでいて子供のような無邪気さを含んだ声が吐息と共に聞こえた。
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花丸(プロフ) - 哭梨さん» 本編で或人がアークワンになってしまった時は驚きました笑 ロスから抜け出せない中、こちらの作品に出会えてよかったです！更新お疲れさまでした！ (2020年9月6日 18時) (
レス) id: f266018fa7 (このIDを非表示/違反報告)
哭梨(プロフ) - ベルモットさん» いやぁ嬉しいです！ありがとうございます笑 (2020年9月6日 13時) (レス) id: 8973bbcc5b (このIDを非表示/違反報告)
哭梨(プロフ) - 花丸さん» え、ホントですか！！？ものすごく嬉しいです〜！！私もまだロス中で← こちらこそ読んで下さりありがとうございました！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: 8973bbcc5b (このIDを非表示/違反報告)
花丸(プロフ) - 或人が好きなので、最高でした！ゼロワンも終わってしまってロス中ですが、、、笑 この作品を書いてくださりありがとうございました！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: f266018fa7 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 貴方様の夢小説作品を読みました。ストーリー性が結構好みでした。次回も楽しみに待っています。 (2020年8月18日 21時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哭梨 | 作成日時：2020年8月11日 9時
