彼自身の結論 ページ27
人類の存亡をかけて
2人が戦う。
そこで私はアズに問いかけた。
｢どうしてそこまで、人間を滅ぼしたいか｣と
｢人間とヒューマギア、悪意の連鎖によって無数のアーク様が生まれ…世界が滅亡する、その結末を見届けたいの｣
｢…狂ってる｣
｢だって私、ヒューマギアなんだもの、人間とヒューマギアは共存すべきではなかったのよ｣
＿＿＿
｢胴体を用意する時間はないが、知能だけなら…
迅を復元できる｣
｢私は最後まで信じる！！お前たち社員のことを！！｣
＿＿＿
｢どうやら勝負は決まったみたいね｣
｢分かってないなぁ、心がないお前に予測なんて無理だよね｣
｢…なんでお前が｣
｢これはアークの結論じゃない、
飛電或人の結論だ｣
迅は続ける
｢飛電或人は滅に倒されることを望んでた。悪意に染まる心を自分ではどうすることもできなくて、滅に止めてもらいたかったから｣
｢きっと、或人の心に与えた衝撃が大きかったのはヒューマギアとの事だったから私は止められるのかって思ってたけど、迅も協力してくれた｣
｢…っ｣
｢或人は教えようとしてる、滅に、命を使ってまで｣
悪意に振り回されても何も変わらない、みんな不幸になってしまうだけだって。
｢だからアズ、あなたも｣
｢うんざり、付き合ってらんない｣
顔を背けてどこかへ歩いていく。
｢人間がいる限り、悪意の連鎖は止まらない、辛くて苦しいなら、死んじゃった方がマシでしょ…？｣
そう言い残して。
｢…長そうだね、戦いは｣
｢うん、でも私が支えてみせるよ、或人も迅もみんなも｣
｢さすが社長秘書笑、期待してる｣
真っ黒な世界から解き放たれ、屋上の大きく穴が空いた所に急ぐ。
｢どういうつもりだ…なぜ戦わない！！｣
滅の怒鳴り声が響いた。
｢わかったんだ、家族を奪われて、悲しまないやつなんか居ない！！｣
｢……あぁ、そうだ、迅は俺の息子だった、！！その家族を奪われて悲しまないやつが何処にいる！｣
そんな叫びを聞いて、急いで或人に走りよる。
それから或人と滅の言葉を聞いて胸をぎゅっと押さえた。
｢心があるってわかったんなら！！｣
或人が立ち上がって私を守るように背中に隠す。
ねぇ迅、この2人なら悪意を乗り越えられるよね
"うん、絶対に"
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花丸(プロフ) - 哭梨さん» 本編で或人がアークワンになってしまった時は驚きました笑 ロスから抜け出せない中、こちらの作品に出会えてよかったです！更新お疲れさまでした！ (2020年9月6日 18時) (
レス) id: f266018fa7 (このIDを非表示/違反報告)
哭梨(プロフ) - ベルモットさん» いやぁ嬉しいです！ありがとうございます笑 (2020年9月6日 13時) (レス) id: 8973bbcc5b (このIDを非表示/違反報告)
哭梨(プロフ) - 花丸さん» え、ホントですか！！？ものすごく嬉しいです〜！！私もまだロス中で← こちらこそ読んで下さりありがとうございました！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: 8973bbcc5b (このIDを非表示/違反報告)
花丸(プロフ) - 或人が好きなので、最高でした！ゼロワンも終わってしまってロス中ですが、、、笑 この作品を書いてくださりありがとうございました！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: f266018fa7 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 貴方様の夢小説作品を読みました。ストーリー性が結構好みでした。次回も楽しみに待っています。 (2020年8月18日 21時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哭梨 | 作成日時：2020年8月11日 9時
