◆56 ページ8
そんな私たちを見て、クスクスと笑うアラジンさんに、私は顔が火照っていくのを感じた。
「…なんだ、Aか…びっくりした……」
白龍は胸を撫で下ろしながらそう言った後、私の後ろにいる2人に気付いたようだ。
「はく………………皇子、貴方様とお話がしたいとおっしゃっていたので、案内して参りました」
「おっ、皇子……?」
白龍は私が自分のことを「皇子」と呼び、敬語だということにかなり違和感を覚えたのか、若干顔をひきつらせ私を見たが、
その後、また2人に視線を戻した。
「やあ、こんばんは、僕はアラジン。さっきAお姉さんが言った通り、僕たち、おにいさんと話がしたくて来たんだ」
不思議そうな顔をする白龍に、アラジンさんは笑いながら続けた。
「おにいさんのお姉さんは…練 白瑛さんっていうんだよね?」
唐突なアラジンさんの言葉に、私はかなり驚いた。
アラジンさん、白瑛様を知っているの……?
「なぜ姉上の名を……?」
白龍も不思議に思ったようで、
「…「アラジン」………?」
そう呟いて、はっとしたように言った。
「まさか…君が…
『マギ』の「アラジン」殿なのでは…!?」
マギ………!!??
「僕を知っているのかい?」
マギと聞いて、浮かんでくるのはひとつだけだった。
―――ジュダル様。
ジュダル様は人間とは違う「マギ」という特異な存在だと、前に聞いたことがあった。
私は「マギ」というものはよく分からなかったが、ジュダル様曰わくとにかくすごいらしい(前に、「マギってのはよぉ、すっげぇんだぜ!?」と熱く語られたことがある)。
そんなとにかくすごいマギがジュダル様以外にいたのも驚きだし、
それがアラジンさんだということも。
だからこそアラジンさんからは、
何か不思議な雰囲気がするのかな、なんて思ったりした。
ラッキーアイテム
革ベルト
24人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はにわ┗|∵|┓(プロフ) - みっきさん» 白龍かっこよかった(*´Д`*) (2013年2月19日 7時) (携帯から) (レス) id: c5e7226a6b (このIDを非表示/違反報告)
みっき(プロフ) - はにわ┗|∵|┓さん» 楽しみにしてます! (2013年2月17日 22時) (携帯から) (レス) id: bd2fa92f08 (このIDを非表示/違反報告)
はにわ┗|∵|┓(プロフ) - みっきさん» ていうか今日のマギ白龍きますね!wktk (2013年2月17日 12時) (携帯から) (レス) id: c5e7226a6b (このIDを非表示/違反報告)
みっき(プロフ) - はにわ┗|∵|┓さん» しかたないですよwwwジャーファル神だし!白龍も!! (2013年2月15日 17時) (携帯から) (レス) id: bd2fa92f08 (このIDを非表示/違反報告)
はにわ┗|∵|┓(プロフ) - みっきさん» ああだめだ、どんどん話が変な方向に………()() (2013年2月15日 12時) (携帯から) (レス) id: c5e7226a6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はにわ┗|∵|┓ | 作成日時:2013年2月6日 7時