検索窓
今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:12,102 hit

◆59 ページ11

ジャーファル政務官は私を見るなり、

「先ほどはシンが大変失礼致しました」

そう言ってまた頭を下げられ、私は慌ててこう言った。

「え、いやあの!本当に大丈夫ですから」

「それなら良かったです」

ジャーファル政務官は頭を上げて微笑んだ。

私も笑顔を作った。


なんか、鈴のように笑う人だな、と思った。



「アラジンやアリババくんとはもうお話しましたか?」

「えっ、あっ、はい」

ジャーファル政務官の声にはっとし、知らぬ間にジャーファル政務官に見とれていたことに気付き恥ずかしくなった。



だって……すごい美形なんだもん…


煌帝国も美形揃いだけど、シンドリアも負けてないなと思った。


ジャーファル政務官はそんな私を見て不思議そうな顔をしたが、

「アリババくんはああ見えても一国の王子なんですよ」

「えっ?アリババさんが?」

「ああ見えても」っていうのが何か失礼な気がしたけど…




ジャーファル政務官は「はい」と頷いた。


「えっと…ちなみにどちらの国の王子様なんでしょうか?」

「はい、彼はバルバッ……」

そこまで言ったところで、ジャーファル政務官はいきなり眉間に皺を寄せ、難しい顔をした。


……?



「…あの、ジャーファル政務官?どうしたんですか?」

私が聞くとジャーファル政務官は、

「いいえ、何でもありません


…………今の話は、忘れて下さい」


そう言って眉を下げて笑った。




「え………?」

いきなり、どうしたというのだろう。




「あの……ジャーファル政務か……」

私はどうしたのか聞きたかったが、

ジャーファル政務官がバツの悪そうな顔をこちらに向けたので、黙り込むしかなかった。






その後ジャーファル政務官は、王宮の施設について色々と教えてくれた。

だけどその間も、私はずっとさっきのことが気がかりだった。



施設を案内してもらった後、私はジャーファル政務官と別れた。






アリババさんが王子だった話って…もしかして聞いちゃいけなかったのかな?





…もしかして、もう滅びた国の王子だったり……!?






白龍のことでもジャーファル政務官のことでも考えることがたくさんあって、私はとりあえず落ち着きたかったので、部屋に戻ることにした。

◆60→←◆58


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
設定タグ:マギ , 白龍 , はにわ┗|∵|┓
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はにわ┗|∵|┓(プロフ) - みっきさん» 白龍かっこよかった(*´Д`*) (2013年2月19日 7時) (携帯から) (レス) id: c5e7226a6b (このIDを非表示/違反報告)
みっき(プロフ) - はにわ┗|∵|┓さん» 楽しみにしてます! (2013年2月17日 22時) (携帯から) (レス) id: bd2fa92f08 (このIDを非表示/違反報告)
はにわ┗|∵|┓(プロフ) - みっきさん» ていうか今日のマギ白龍きますね!wktk (2013年2月17日 12時) (携帯から) (レス) id: c5e7226a6b (このIDを非表示/違反報告)
みっき(プロフ) - はにわ┗|∵|┓さん» しかたないですよwwwジャーファル神だし!白龍も!! (2013年2月15日 17時) (携帯から) (レス) id: bd2fa92f08 (このIDを非表示/違反報告)
はにわ┗|∵|┓(プロフ) - みっきさん» ああだめだ、どんどん話が変な方向に………()() (2013年2月15日 12時) (携帯から) (レス) id: c5e7226a6b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はにわ┗|∵|┓ | 作成日時:2013年2月6日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。