12 心情 ページ12
変わった人だと思った
最初、後輩がかわいいというよくわからない理由で虹村さんに絡みに来て、俺達一年を放置して口論を始めた
終わる気配がなく声をかけたら、彼女はこちらを見た
キラキラした表情で
そして、かわいい、撫でたいなどと言って去っていった
嵐のような人だった
体力テストが終わって、1軍に配属になった
そして当然のようにいた彼女
印象は変わらず、嵐…というか賑やかな人だ
同じく1軍の同級生たちも似たような印象を抱いていた
変わったのは、仮入部のマネージャーにはっきりと言ったとき
すごい、と同時に思うことがあった
俺の間違いじゃなければ、1年女子達に何か言うとき、彼女の瞳には怒りとともに悲しみが浮かんでいた
何かを抱えているのか
それから何となく彼女を観察するようになった
虹村さんに突っかかって、1年生に絡んでいって悶えて…常に笑顔を振りまいていた
その中で俺と距離が遠いことに気が付いた
思えば、絡まれたのは初日のみ
きわめつけは、呼び方
理由を聞いたとき、他にいたとはいえ拒絶のように感じ、少し、苦しくなった
それ以来、興味が増した
だから_______
「結城さん、持ちますよ」
『選手は休んで…ってとらないの!』
「日頃の感謝です。…ダメですか?」
『んんっごほっ…か、かぁいい…じゃなくて!』
積極的に俺から絡んでいこう
__________赤司side
160人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とみっちゃん(プロフ) - なぱたさん» ありがとうございます(感動) (2019年7月27日 0時) (レス) id: 207ae5c547 (このIDを非表示/違反報告)
なぱた - 好きです(切実) (2019年7月25日 20時) (レス) id: 94a2213700 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とみっちゃん | 作成日時:2019年2月18日 23時