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「惣右介さん...」
「なんですか？」
彼の好きなだけ傍にいていいという言葉は、唇の感触、鬱血痕、柔らかに触れる指先、興味があるとか、捨てる気がおきないとか、君は私のものだよとかそんな些細な本気か冗談か分からないもの達に育てられた欲を溢れさせるのに充分だった。最後に話した時、あれでもだいぶ我慢したのだ。これ以上溢れてしまったら言葉に出すと我慢したのだ。......だけど、もう無理だ。
「......愛してます」
『愛してる』を初めて言葉にした。在り来りでつまらない言葉。だけど、全部が詰まった言葉。私がずっと伝えたかった言葉。それを伝えた瞬間、彼の動きが止まった。
「どうしようもなく貴方が好きなんですよ。本当にどうしようもなく」
「......僕を、ですか」
冷めた軽蔑したような声で返答がある。でも、不思議と腕が振り払われる事はなかった。それが少しおかしくて、なんだか可愛く思えたのは彼が少年の姿だからだろうか。
「えぇ。私はそのままの、ありのままの藍染惣右介を愛してるんです」
「知ったような口をききますね」
「ふふっ、そうですね。まぁ、実際知ってますから」
強くて頭が切れる。冷淡で残虐で野心家、人心掌握もうまい。かと思ったら気まぐれで好奇心もある。寂しがり屋で意地悪で、時々優しい。...一切の誤解を恐れずに言うなら、彼は子供みたいな人だ。
「その厄介な感情は僕が貴方を愛していなくても、変わりませんか」
「はい。それでも構いません。それが貴方ですから」
「......なら逆に、僕が貴方を愛しても変わりませんか。それは貴方の期待した僕ではないでしょう」
思わぬ質問に少し驚いた。けれど、もし彼が私を
「...そんな嬉しい事ありませんよ。好きなだけ貴方の傍にいられて、貴方に愛されるなんてそんなの幸せ以外の何ものでもない」
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みるきー(プロフ) - はわー！！！毎日更新の通知が来るのを楽しみにしてます！！ (2021年5月9日 17時) (
レス) id: 3af3c93a7d (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - とても素敵すぎて何度か最初から読み直してしまいます。更新が楽しみすぎです！ (2021年4月30日 10時) (レス) id: 3af3c93a7d (このIDを非表示/違反報告)
K2AYEのY(プロフ) - うん……藍染格好いいね……声がいい……でも白哉も声がいい……うーん選べない……( ；∀；) (2021年4月19日 22時) (レス) id: 27ffa47357 (このIDを非表示/違反報告)
K2AYEのY(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁー！！！続きが気になる！！！！！更新頑張ってください！！！！！！！！！！！ (2021年4月1日 17時) (レス) id: 27ffa47357 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶々 | 作成日時：2020年3月26日 2時
