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「聞いていたかい？」
「所々、少しだけ。ほとんど聞いてないです」
「だろうね。聞き耳を立てる気配がなかった」
「ふふっ、こっそり聞いた方が良かったですか？」
否定されることがわかっていても互いに問いを投げかけるのは、遊び心ってやつだ。
そして予想通り、惣右介さんは否と答える。
「ただ、私1人で退屈をしのぐのもなんだと思ってね。君も顛末の予想でもしてみるといい」
そう言って、彼が教えてくれたのは彼の話し相手がかの有名な痣城剣八であったこと、彼の斬魄刀のこと、そして彼が何かしらをたくらんで無間を抜け出したことなどを教えてくれた。その彼が起こすであろう何かしらと、その結末の予想が今回の退屈しのぎらしい。
「通りで、覚えのある霊力なわけですか...。あんまり得意じゃないですけど、たまにはこうやって頭を使うのもいいものですね」
「確かにAはこういうものは不得手だったね。君の悩む顔が見られないのは些か残念だな」
「そんなこと言って。私の悩む顔なんて、いつも見てたじゃないですか」
自分で選んだにしても、私が長年悩ましい立場にいたのは事実でしかなく、取り繕う余裕もなくて惣右介さんの前で泣いたり眉根を寄せたりはしょっちゅうだった。
それを彼は彼なりに楽しんでいたのを私は知っている。
「だとしても、私にとって君の表情はそれだけの価値がある。どんな形であれ、それを逃すのは惜しいことだ」
同じ場所にいられるだけでも十分だと思っていたのに、こういうことを言われると離れていることが私も惜しくなってしまう。
それを考えないように、私は不得手な未来予測に考えを集中させて、また眉根を寄せた。
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みるきー(プロフ) - はわー！！！毎日更新の通知が来るのを楽しみにしてます！！ (2021年5月9日 17時) (
レス) id: 3af3c93a7d (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - とても素敵すぎて何度か最初から読み直してしまいます。更新が楽しみすぎです！ (2021年4月30日 10時) (レス) id: 3af3c93a7d (このIDを非表示/違反報告)
K2AYEのY(プロフ) - うん……藍染格好いいね……声がいい……でも白哉も声がいい……うーん選べない……( ；∀；) (2021年4月19日 22時) (レス) id: 27ffa47357 (このIDを非表示/違反報告)
K2AYEのY(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁー！！！続きが気になる！！！！！更新頑張ってください！！！！！！！！！！！ (2021年4月1日 17時) (レス) id: 27ffa47357 (このIDを非表示/違反報告)
悠月(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2020年6月14日 21時) (レス) id: 96d594e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶々 | 作成日時：2020年3月26日 2時
