第28話 鍋置き…? ページ30
青「借りてきたぜー!」
黄「あ、青峰っち。おかえりッスー
って、それなんスか...?鍋置きとかそういう...?」
青峰が持ってきたものは、濃いピンク色で、薄っぺらいシリコン素材の鍋置きだった
青「ああ。シリコンだし滑り止め程度にはなると思ってな」
黄「てか、なんでAっちそんなの持ち歩いてるんスか...」
鍋置きなんていつも鞄に入ってるはず無いのだが.....
青「ああ、なんか音ゲーする時にスマホ置いてやると滑るらしくてな。滑り止めって事で持ち歩いてるらしいぜ」
黄「納得ッス...Aっち、人差し指勢なんスかね」
青「いやそこ気にするのかよ。人差し指、中指、薬指、小指勢か片手勢だろ」
A「人差し指勢ですよ」
青「ああ、そうk.....えっ、は、え?お前いつからいた...」
A「んー、青峰さんが「借りてきたぜー!」って言った時あたりからついてきました」
青「いや殆ど最初からじゃねーか!本気で気付かなかった.....お前、影薄くね?」
黄「黒子っち3号.....?物音すらたてないし、まず青峰っちが来た時から後ろにいたんスね...」
優「とりあえず、その滑り止め使って刺さってる剣抜いたら?」
...あ、そうだ。影が薄いとか何指勢かとかは今はどうでもいい。
とりあえず、武器を早く抜いて他の人を探しに行かなければ...
青「お前もさり気なく入ってきてるよな...まあいい、グダグダしてても仕方ないしとっとと抜くか
おい黄瀬、これ巻いて抜け」
そう言うと青峰は黄瀬に鍋置きを渡した.....というより、押しつけた。
黄「...はい?え?これ俺が1人でやる流れなんスか?」
青「はいはい、それはそれ、これはこれ。飛苦無もまともに当たんねー奴に何もやらせないなんておかしいだろ?」
黄「全く理由になってないッス!やりたくないだけじゃないッスか!!おかしいッスよー...理不尽...」
キャンキャン騒いで落ち込む...まるで犬みたいな仕草をしながら、黄瀬はいやいや剣に滑り止めを巻き付けていった。
黄「うーん...まあ滑り止めついてるなら抜けるはずッス...」
ブツブツと独り言を言いながら、黄瀬は剣に手をかける
黄「ふんっ!!!やっぱ、!きついッスよ!」
優「あはは、頑張れー」
優汰は遠くから眺め、ものすごく他人事のように黄瀬を応援する
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時