検索窓
今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:51,026 hit

第25話 知りたくなかった真実 ページ27

A「...あ、ついカッとなって...すみません...」



優「ああ、ありがとうございます。黄瀬さんが止めに入らなかったら僕、そのままAに押し倒されてたかもしれないですね。ふふふ」




何が「ふふふ」だ。お前避ける気満々だっただろ。ふざけやがって...






黄「もー、優汰っちも優汰っちッスよ!どっちもどっちッス。はい、こんな気味悪い所から出るッスよ〜」


ぐいー っと背中を押され、優汰と私は部屋から出る。





...いや、お兄ちゃんか。子供の喧嘩の間に入って仲直りさせるお兄ちゃんか。


まともな奴いないじゃん...とか言ってごめんなさい。一番まともなのは貴方でした。





優「黄瀬おにいちゃん...」




A「うわ...ないわー...いい歳してお兄ちゃんとか...可愛くないわぁ.....」

 
ちょっと可愛かった。
なんて絶対言えなけど。



優「いい歳ってなにさー。まだ中1ですしショタショタですけどー?Aより若いんですけどー?」




A「いや1つしか違わないじゃん!そんなおばさんみたいな言い方やめろし。 というか、頬を赤らめておにいちゃん...とか言ったってさ。可愛くないの!」



それに、こんな表現もあれだが。「めっ」ってされて背中押されて部屋から出たあとに、頬を赤らめて「おにいちゃん...」って言うって。



ダメです、いけません。新たななにかが始まるじゃないですか。けしからん(いいぞ!もっとやれ!)





優「ええ...これお姉ちゃんVer.でやれば大抵の女子はイチコロなんだけどなー。」




A「ちょっと聞いてみt...って、ちょっと待って。それ学校で女子達にやってたの??え、何。最近やけに「Aちゃんいいなー。優汰君の彼女とかいーなー...」って言われると思ったら影でそんなことしてたの?」



何故かうちのクラスの女子達が、最近いいなーって言ってくると思ったら...影でそんなことして...





優「あれ?言ってなかったっけ。それ言うだけで皆さー、どっかでお菓子くれたりするし、可愛いー!でもかっこいい!!って言ってくるしちょっとした有名人になれるし...もうがっぽがっぽ!イケメンで生まれてよかった!」




A「自画自賛してるじゃねーか...腹黒い。みんな騙されないで。この子とても腹黒いわ。」



あざとい。ここで初めて知った真実だが.....改めて思う。この人ヤバい。
大体計算でやっていることなのだから。







...なんでこいつが彼氏なんだ。

第26話 悪魔→←第24話 言い争い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。