第25話 知りたくなかった真実 ページ27
A「...あ、ついカッとなって...すみません...」
優「ああ、ありがとうございます。黄瀬さんが止めに入らなかったら僕、そのままAに押し倒されてたかもしれないですね。ふふふ」
何が「ふふふ」だ。お前避ける気満々だっただろ。ふざけやがって...
黄「もー、優汰っちも優汰っちッスよ!どっちもどっちッス。はい、こんな気味悪い所から出るッスよ〜」
ぐいー っと背中を押され、優汰と私は部屋から出る。
...いや、お兄ちゃんか。子供の喧嘩の間に入って仲直りさせるお兄ちゃんか。
まともな奴いないじゃん...とか言ってごめんなさい。一番まともなのは貴方でした。
優「黄瀬おにいちゃん...」
A「うわ...ないわー...いい歳してお兄ちゃんとか...可愛くないわぁ.....」
ちょっと可愛かった。
なんて絶対言えなけど。
優「いい歳ってなにさー。まだ中1ですしショタショタですけどー?Aより若いんですけどー?」
A「いや1つしか違わないじゃん!そんなおばさんみたいな言い方やめろし。 というか、頬を赤らめておにいちゃん...とか言ったってさ。可愛くないの!」
それに、こんな表現もあれだが。「めっ」ってされて背中押されて部屋から出たあとに、頬を赤らめて「おにいちゃん...」って言うって。
ダメです、いけません。新たななにかが始まるじゃないですか。けしからん(いいぞ!もっとやれ!)
優「ええ...これお姉ちゃんVer.でやれば大抵の女子はイチコロなんだけどなー。」
A「ちょっと聞いてみt...って、ちょっと待って。それ学校で女子達にやってたの??え、何。最近やけに「Aちゃんいいなー。優汰君の彼女とかいーなー...」って言われると思ったら影でそんなことしてたの?」
何故かうちのクラスの女子達が、最近いいなーって言ってくると思ったら...影でそんなことして...
優「あれ?言ってなかったっけ。それ言うだけで皆さー、どっかでお菓子くれたりするし、可愛いー!でもかっこいい!!って言ってくるしちょっとした有名人になれるし...もうがっぽがっぽ!イケメンで生まれてよかった!」
A「自画自賛してるじゃねーか...腹黒い。みんな騙されないで。この子とても腹黒いわ。」
あざとい。ここで初めて知った真実だが.....改めて思う。この人ヤバい。
大体計算でやっていることなのだから。
...なんでこいつが彼氏なんだ。
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時