第23話 動揺しない彼 ページ25
優「...はぁ、わかったよ。好きにしな。
ところでメイン武器はどうするの?」
優汰がやれやれとため息をつきながら聞いていた。
そう、メイン武器。
前まで使っていたモップはもう壊れていて、ゾンビの血もついている。
新しいメイン武器を探さなければいけないのだが、彼女は探すのをやめていた。
何故かというと__
_彼女は既に、武器を持っていたのだから
A「それなら心配しないで」
そう言うと彼女は、突然優汰にナイフを向ける
優「うわっ .....ってなんだ、折りたたみナイフがメイン武器ね。 ...心臓に悪いな。突然ナイフ向けてくるものだから、殺されるかと思ったよ」
しかし、少し驚いたものの.....刃物を向けられているのにものすごく冷静だ。
「殺されるかと思ったよ」と、笑いながら言ってくるのだから
A「今殺 したら、私も困るからね」
一体彼、どうしたら混乱したり、この余裕そうな表情を崩せるのだろうか。
いつも余裕そうで、私がミスしたりするとものすごく煽ってくる。
...先輩に対してものすごく馬鹿にしてくる後輩。心底腹が立つ。
しかも彼には今のところ弱点がなく、何をやっても負ける。その度に煽られる。
ものすごく腹が立つが、そこで色々言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえない。
馬鹿にされているのを素直に聞かなければならないのだ
ちくしょう。今回の状況的に、少し彼も混乱していて色々なことに驚いてくれると思ったのだが。
優「「今」ってことは、そのうち僕のことを殺すのかな?日々一緒に過ごしてきた彼女が、突然豹変して最終的には彼氏を裏切る..... 実によくある、ベタなストーリーだね」
と相変わらず余裕そうな表情を見せながら話してくる。
この人、何を言っても動揺しない。というかベタなストーリーか?
くそ、敵にでも遭遇したら動揺するのだろうか...
A「はは、1回言ってみたかっただけだよ。よくあるセリフでしょう?
というより、そのオチってベタなのかな?」
優「ああ、実にベタなオチだよ。身近な人が実は犯人だった_というのは、よくあるだろう?それに、第三者が犯人だとしたらそれこそひどいオチじゃないか。せめて主人公達と何かしらの関わりはほしいしな。」
...まあ、一理ある。全く知らない第三者が犯人オチだったら、それこそクソアニメだのクソゲーだの言われるだろう。
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likk - 優太ぁぁぁぁぁぁぁぁ え?ツーか君はいったい何者 (2019年6月14日 18時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜月 | 作成日時:2016年1月27日 14時