５.自己紹介 ページ6
『ねぇ手錠外してよ。さすがに手首痛くなってきた。』
スバル「え〜ダメだよ！逃げられたらホッケ〜達に怒られちゃうよ〜！」
『ホッケ？え、貝？』
まぁそんな茶番は置いといて、
大きなホールには、何人もの野郎がいた。
…そしてその前には、野郎共に守られるして立っている、１人の女の子。
女の子「っひ……！」
あ、目が合った瞬間悲鳴あげられた。
しかも秒で逸らされた。
しかも野郎共に隠れた挙句、その野郎共からものっくそ睨まれた。
これはあまりにも理不尽なんじゃないの？
ｶﾞﾁｬﾝｯ!!
そう思ってた矢先、スバルに思いっ切り手錠を引っ張られた。
やや隙間があるとはいえ金属。軋むと痛い。
『いででででででででで！痛いってば！！』
スバル「だって君の態度が悪いからね〜…あんずが怖がっちゃってるでしょ？」
あんず…あの女の子のことか。
けどあんずにしては肌の色悪くない？ちゃんと食ってんの？？
成長期の今きちんとバランス良く食べなよ？
……まぁ毎日出前のピザとコーラな私が言うのもなんだけど。
『まぁいいや。あの舞台に行こ』
スバル「えっ…？」
『えっ？ じゃないよ。自己紹介しなきゃでしょ？
ほら、ぼーっとしてないで早よ連れてけ！！』
スバル「ちょ、ちょっと！」
手錠に繋がれた縄を引っ張って、スバルを引きずる。
はっはっは、あいにく体力には自信があるんでね。１００ｍ先のステージに立ってやったぜ。
『おっ、マイクもある。準備いいじゃん。褒めてやんよ。』
スバル「ちょ…！」
『どーも、初めましてアイドル科。
新しくプロデュース科に転入してきました。音霧Aでーす。どうぞよろし』
「っっっざけんなよ！」
『っ！痛、ったぁ……！』
誰かは分からないが、ペットボトルを投げられこめかみにクリーンヒット。
スポドリかぁー…ここ最近飲んでないなぁー…
「そうだ！新しいプロデューサーなんかいらない！」
「あんずがいればそれで十分だ！」
「帰れ！チェーンソー女！」
ペットボトル君に続くように暴言を吐くアイドル科。
……はーぁ、まったく。
これだから、人は醜い。
『黙れ。アイドルどころか人間の成り損ないが。』
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レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
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