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「会場が手中?どういうことだってばよカカシ先生!」


ナルトは驚いたように振り返った。カカシは面倒くさそうに「サスケ、あとは任せた」と言ってまた愛読書に目を落とす。サスケはため息を吐きながらつまり、と呟いた。


「さっきAが印を結んでカブトに向かっていただろう。あれは豪火球の術の印だ。」

「え?でもAは、火遁は使えないはず(・・・・・・・・・)じゃ…」


サクラの言葉になんだと、とその場にいた全員が振り向く。サスケはひとつ頷いた。


「そうだ、アイツは火遁は使えない。だがナルト、あの距離で豪火球の術を撃たれると分かっていたらお前はどう対応する?」

「え、ええっとそりゃ…避けるか、水をかけて消すってばよ」

「そうだ。相殺したけりゃ水遁を使わざるを得ない。アイツの狙いはその【水】だ。」

「…そっか、そういうとことね!だってAの得意な忍術は…!」


サクラは納得がいったと言うように頷く。隣で話を聞いていたガイ班は全く分からないと言いたげに首を傾げた。


「…あの子は自分のチャクラを使わずに会場の床を水浸しにすることに成功した。で、この水は足りてないチャクラとカウンターへの対策を補ってくれる。」


まあ見てなって、とカカシが言うと同時にAは腕を水たまりに突っ込んだ。


『雷遁・雷切…流!』


バチン。激しい音を立ててAの足元にある水に電流が流れる。もちろんそれはカブトの足元へも流れていく。ガクンとカブトの体が傾いた。それと同時にAも自らの腕を抜く。


「Aは雷切の真価を引き出すにはチャクラが足りない。そもそも写輪眼がないから使えないしね。…水はそれを補うための布石だったってワケよ。」

「すごい……カカシ先生は、Aさんが豪火球の印を結びながら相手に向かっていくところでその作戦を看破していたんですか?」


リーが驚いたようにカカシを振り返る。カカシはその視線に少し驚いたように目を見開き、それからすこしだけ表情を弛めた。




「そりゃあもちろん。なんてったって、俺はあの子の師匠だからね」




カカシがそう締めくくると同時に、ハヤテがAの方へと腕を振った。


「薬師カブトのダウンを確認…よって第1回戦の勝者は、AA!」

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ぱーぷる姫(プロフ) - 6時間ぶっ続けで読み続けました。どうかハッピエンドに! (7月5日 6時) (レス) @page44 id: 4d7ac923b9 (このIDを非表示/違反報告)
夢優(プロフ) - 初コメ失礼致します。陰ながらずっと応援しておりました。同じくカカシ先生が好きな一人です。更新される毎に面白く、次のお話が楽しみでいます。今後の展開楽しみです。Twitterの方にフォロー申請させて頂きました。これからも応援しております。 (2022年8月19日 12時) (レス) id: 8b891f9a28 (このIDを非表示/違反報告)
Luna - 1作品目から秒で読み終わってしまった、、楽しみにしてます! (2022年8月1日 23時) (レス) @page47 id: c3b541dbab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新嬉しいです!やっぱりこれは神作品 いつまでも応援しています!! (2022年7月6日 0時) (レス) @page44 id: ef698603e3 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - あああああああああああああおわってしまったぁぁぁぁぁぁあ (2022年6月20日 3時) (レス) @page40 id: 9e745c4531 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月27日 22時

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