イナGO 二重人格のボク／俺はボカロの歌い手 フィフスステージ!!

二百八曲目 ページ8

コハル:♪「今年に入って１５人目の お抱えコックがこう言ってきた」
フォルテ:♪「『それそろお暇を貰えませんか？』」
コハル:♪「まったく使えぬ奴らばかりね」

俺は気まぐれにフォルテの波打つ髪を指で摘まむと、フォルテは身の危険を感じたらしく離れていった。チェッ。

ミスト･フォルテ:♪「『敬い称えよ われらが偉大なコンチータ』」
「『裏切り者には 報いを受けていただきましょう』」

ちょ、二人とも顔がヤン●レ。

コハル:♪「食らいつくせこの世のすべて 今日のメニューは特別製なの」
「青白く輝く毛髪 オードブルのサラダに丁度いい」

フォルテの髪は青白くないけども。
つか、青白いのはシロだな。うん。

コハル:♪「骨の髄までしゃぶり尽くせ 足りなければ『おかわり』すればいい」
「ちょっとそこの召使さん」
「あなたはどんな味がするかしら？」

近くにいたミストの顎を掴む。
言っとくけど、俺はあっち系じゃない。

フォルテ:♪「『シェフが気まぐれサラダ』」
ミスト:♪「『長細いパスタ、とにかく長細い』」
フォルテ:♪「『(大人の都合により掲載できません)の盛り合わせ』」
ミスト:♪「『泥まみれガレット、RR風味』」
フォルテ:♪「『(大人の都合により掲載できません)のスープ』」
ミスト:♪「『血のように赤いワイン、というか血』」
フォルテ:♪「『(大人の都合により掲載できません)』」
ミスト:♪「『(大人の都合により掲載できません)』」
フォルテ:♪「『(大人の都合により掲載できません)』」
ミスト:♪「『(大人の都合により掲載できません)』」
フォルテ･ミスト:♪「『(大人の都合により掲載できません)』」

おぉう？！

コハル:♪「いつしか館はもぬけのからに」
「何にもないし 誰ももういない」
「それでも彼女は求め続けた」
「究極にして至高の悪食」

コハル･ミスト･フォルテ:♪「『残したら、怒られちゃうもの』」

息ピッタリ！
俺も満足げに笑っているだろう。

コハル:♪「食らい尽くせこの世のすべて」
「彼女は自らの右手を見て そして静かに微笑んだ」

コハル･ミスト･フォルテ:♪「『マダ タベルモノ アルジャナイ』」

コハル:♪「コンチータの最後の悪食 食材はそう」
「彼女自身」
「食を極めたその身体の味を知る者はすでにいない」
Ah──ah─


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使用した曲

悪食娘コンチータ

作詞･作曲:mothy

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