二百三十七曲目 ギタリストと言う名の弾き語り ページ37
コハル:…実は、弾き語りってやってみたいんだけどよ…いいか?
俺が聞くと、会場からは拍手が起こる。
俺はステージ中央に椅子を置き、ギターを抱えた。
そして、なんの前振りもなく歌い始める。
コハル:♪「言葉になんてならない手紙をひたすら書いてさ」
「明日の自分に送りつけてやろうかと思ったが」
「そんな住所なんてない どこにいるかもわからない」
「なら僕はこんな気持ちをどうすりゃいい」
コハル:♪「なりたくない自分になった気分はどうですか」
「遥か彼方天国で神様が指を指し笑う」
「黙れこの役立たず 早くどこかへ行ってくれ」
「さめざめと 惨めさだけが募ってく」
コハル:♪「藪睨みで愛にそっぽ向いて六畳に立て籠るテロリズム」
「いつだって歌ってきた いや、叫んでたんだよ」
「それが間違いというのなら 言葉より重い弾で」
「射抜いてよ」
コハル:♪「やられたら やり返せ 君の番だ」
「棄てた夢の全てを拉致しろ」
「心の居場所を賭した レジスタンス」
「笑われたその分だけ笑い返せ」
「言わば人生のクーデター」
「勝ちも負けもない延長戦」
「僕らの反撃前夜」
コハル:♪「歌にすれば何か変わると本気で思ってた」
「恥ずかしげも後ろめたさもなく ただ思ってた」
「征服だの何だの抜かした奴はどいつだ」
「そんな事言う大馬鹿者はいないよな」
「心一つない群衆の声に 怯え立て籠るテロリズム」
「そうやって拒んできた いや、逃げてきたんだよ」
「これが最後のチャンスなら こんな最悪な舞台は」
「ごめんだろう」
コハル:♪「やられたら やり返せ 君の番だ」
「罵倒や野次の類は無視しろ」
「心の傷から漏れたメーデー」
「笑われたその分だけ 笑い返せ」
「一部屋で起きたインティファーダ」
「兵士も指揮もいない防衛戦」
「僕らの革命前夜」
コハル:♪「ボロボロになってでも奪い返せ 君の心は君だけのもの」
「命は輝いてこそ」
「命だ」
コハル:♪「転んでも倒れてでも躓いてでも 進もうとした証拠だから」
「それを笑うだなんて最低だ」
「それでも地球って奴は回るんだろう」
「そうだろう そうだろう」
「答えておくれよ」
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使用した曲
テロル
作詞・作曲:NeruP
二百三十八曲目 2番→←二百三十六曲目 ファンと言う名の観客side14
34人がお気に入り
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ちびねこ - 作者です。試験前なので更新できません。10/17以降、ご期待ください。今の話でライヴは終わる予定です。残りの曲が決まらないので更新できませんでした。m(_ _)m (2014年10月8日 1時) (レス) id: a0f37bd9af (このIDを非表示/違反報告)
ちびねこ - あの、現在パート6の絵扉を企画中なんですが…見たいって人、います?(・ω・;| (2014年8月31日 23時) (レス) id: a0f37bd9af (このIDを非表示/違反報告)
ちびねこ - リクエスト曲は、まとめてパート6で歌わせますね! (2014年8月31日 23時) (レス) id: a0f37bd9af (このIDを非表示/違反報告)
沙久露@高校忙しくてin率低下orz(プロフ) - 壁|ョ・ω・o)シロにリンちゃんの夕花火を歌ってもらいたいなぁ…… (2014年8月11日 17時) (レス) id: be13911258 (このIDを非表示/違反報告)
チルノ - 二人でおこちゃま戦争歌わせてください(´ω`) (2014年8月7日 19時) (レス) id: 61f7330e20 (このIDを非表示/違反報告)
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