イナGO 二重人格のボク／俺はボカロの歌い手 フィフスステージ!!

二百十六曲目 ページ16

コハル:じゃあ、次の曲いってみるか！

俺はパーカーを脱ぎ捨て、ステージ横の衣装さんに渡し、音源さんとアイコンタクトをとる。

コハル:嫉妬する猫はお嫌いですか？「エンヴィキャットウォーク」ッ！！

コハル:♪「旧ネオン街 三番通り 路地裏 猫 よく情 論理」
「パラノイア 振り向かせたい 夜ごと飾る Nail」

赤く塗った爪をちらつかせる。
ちなみにシロは青だ。もちろんシロが仕組んだ。

コハル:♪「体裁 美貌 理想 奪い合い 恋のBandit Song」
「強引Fallin' さぁ尻尾で誘惑の美」

スクリーンをうまく使って、俺に三角の耳と長い尻尾が映る。
これはシロが似合う。うん。

コハル:♪「類似 運命 本能相違 鱗粉 媚び売りの好意」
「『そばにいて？』下らない誓い 君に捧ぐ啓示」

軽く敬礼しつつ、クルリと回る。

コハル:♪「変装気味 Gimme グロス 混ぜる び薬 偽装」

小瓶を持って、見せつけるように指を振った。

コハル:♪「秘密の嘘を知って Lu-La Li-La」

指揮するように、先程の指を振る。
そんで、口元に添えて、「シー」(●d･´)って事。

コハル:♪「Pay me 不安なTwinkle Venus 踊れ妖艶なFlow」
「終末の夜を買い込んで」
「運命の糸で君を試すの Again Again Again」…

人差し指をくるくる回す。
Againの回数…つまり、3回くるりくるりくるり。

コハル:♪「愛ゆえに」

ここはアレンジで、トーンを下げて、俺らしくないワイルドさを出した。
…ただやってみたかっただけだ。←

コハル:♪「キャットダンス Baby 愛に従順で聡明に」

聡明ってつまり、頭いいって事だろ？
頭の横を指で叩く。

コハル:♪「誘えミザリィ 恋の有罪 迷宮」
「相対ヒステリカ 情をなす条件に」
「盲目のアイロニー」

この曲は間奏長いけど、息を整える為にスクリーンの前から動かず、「猫耳」と「尻尾」の色を変えながら立っていた。
くそぅ。されるがままだ。(●_･´)



続きます！

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