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again*12 ページ12

袋に入れた氷とタオル。


貴方「はい、黄瀬さん」


黄瀬「ありがとッス」


氷をタオルで包んで後頭部に押しつける。


貴方「赤司さんにしばらく休んだ方がいいって

  言っておきました。

  今日は許す、だそうです」


黄瀬「よかったぁ〜」


貴方「それじゃ私は戻りますんで、

  ちゃんと休んでて下さいね?」


黄瀬「了解ッス〜」


練習に戻っていくAっちの後ろ姿。


黄瀬「Aっ!」


Aっちが軽やかに振り返る。


揺れたポニーテール。


斜めに傾げる小首。


黄瀬「ありがとっ」


キラキラの笑顔。


俺に向けて小さく振られた手。俺も手を振った。


はぁ。


いい後輩ッス。


黄瀬「可愛いなぁ」


黒子「Aがですか?」


黄瀬「うわぁっ!!?黒子っち!

  いつからいたんスか!!?」


びびったぁ…。


ベンチから転げ落ちるとこだったッスよ。


黒子「黄瀬くんがAの背中を見つめたくらい」


黄瀬「また一部始終っ!」


黒子「気づいてない方が悪いです」


ま、まぁ確かにね…。


ため息を付いて練習を見つめ直す。


Aっちは一年にフォームを教えていた。


黒子「黄瀬くん」


黒子っちを見ると、


黒子っちも同じくAっちを見つめていた。


黒子「僕はAの兄ですけど、

  妹の恋愛事情に口を出す気はありません。

  だけど」


黄瀬「…」


黒子「Aを悲しませるのなら、

  僕は全力で反対しますし阻止します」


黒子っちは俺を見つめた。


強い、意志のある目。


黄瀬「でも、なんでそれを俺に?」


黒子「なんとなくです」


ベンチを立ち上がった黒子っち。


俺に背を向けて、体育館全体を見つめていた。


黒子「Aは純粋な子ですから、

  いろいろとよろしくお願いしますね」


黄瀬「は、はい…?」


黒子「それじゃあ僕は、練習に戻ります」

again*13→←again*11


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーキャラ

氷室


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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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luinn - 赤司が何気に毒舌ww (2018年9月25日 20時) (レス) id: e037ff0c35 (このIDを非表示/違反報告)
キリト*(プロフ) - すごい上手ですね☆もう本物の作家さんみたいです!憧れちゃいます(>_私もかいてるんで是非ょんで、ダメ出しょろしくお願いします(^-^)コメでょろしくです! (2012年8月7日 17時) (レス) id: e0ed71d127 (このIDを非表示/違反報告)
黄瀬love(プロフ) - ストーリーうまいですね! (2012年7月15日 22時) (レス) id: e6773c584b (このIDを非表示/違反報告)
りりねっと(プロフ) - キャーッ(//∇//)なんかもういろいろありがとうございます!ヤバイです。この小説読んでるとにやけが止まらないですww黄瀬くん大好きです!頑張って下さいっ★ (2012年6月16日 2時) (レス) id: fb034666df (このIDを非表示/違反報告)
れるた - ぷーもさん» きゅんきゅんしますかっ!?ホント感謝です、ありがとうございます(*´Д`*) (2012年6月10日 22時) (レス) id: 885333b0c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れるた | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reruta/  
作成日時:2012年6月3日 14時

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