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15【ガム好きな彼3】 ページ17

丸井side


〜Aが倒れて数日〜

Aが倒れたあの時は、ほかの奴らががすっごい焦っていた

特に真田が体調が良くないのに気がつけなかったと、とても後悔していたな

でも、俺も気がついてやれなかった…倒れて、眠っているAを見ている時は罪悪感と不安でいっぱいだった

「丸井くーん!」

なんて、あの時のことを考えていれば

向こうからAが走ってこっちにきた

「こんなところにいたんだね…」

俺が今いる場所は、校舎裏の木陰

仁王から教えてもらった

丸「どうしたんだ?」

少し息をきらせ、膝に手をつき息を整えているA

どうやら俺を探して走り回っていたらしい

「あのね…まだ丸井くんにお礼してないのに気がついて…なんでも言って!」

お礼…?

もしかして

丸「倒れた時のか?」

「そうそう!」

お礼って…そんなのいいんだけどな

丸「気にしなくていいぜ?俺も気がついてやれなかったし…」

ちゃんとAに気を使えなかった俺のせいでもあるしな

「ダメダメ!それじゃ、私の気がおさまらないよ」

眉毛を八の字にして困っているA

そんな顔もかわいいなんて思いつつ、そこまで言ってくれるのなら…

丸「なんでもいいのか?」

「!!うん」

そう言えば顔がパアっと明るくなるA

こいつを見てると全然飽きねぇ

丸「なら…こっち来い」

「?」

不思議そうな顔で近づいてくるA

丸「捕まえた」

ふわっ

Aを前から抱き付けば香ってくる匂い…

ああ…落ち着く

「ま、丸井くん!?」

驚いてあたふたするA

そんな仕草さえ可愛くて、愛おしい

丸「これがお礼…俺に抱きつかれてて」

そう言えば大人しくなり、俺の腕の中に収まるA

ほんとにこの体のどこにあの力があるんだよ

「ほんとにこんなことでいいの…?」

ふと俺の顔を見ながらそう聞いてくる

上目遣いはほんとにずるい

丸「これがいいんだよ」

ギュッ

そう言いながら腕の力を強めれば、少し驚いた様子のA

でも、すぐに落ち着いて…

俺とAはいつの間にか眠ってしまっていた



―――――――――――――――

仁「ブンちゃん…」

切「丸井先輩ずるいッス…」

幸「今回はブン太のお手柄だからね」

真「全く…」

柳「フッ…」

柳生「今回ばかりは何も言いません」

ジャ「こいつら…」


影で見守るメンバーであった

―――――――――――――――

次は真田だ

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白銀水龍(プロフ) - こんなところで終わりはもったいないです!更新復活できるように頑張ってください!応援しています! (2019年10月4日 17時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 凄く面白いです!続き楽しみにしてます (2019年7月15日 9時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍 - 最近あんまり更新されてませんが?大丈夫ですか?更新復活出来るように頑張ってください。応援しています! (2018年7月21日 19時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍 - 更新復活出来るように頑張ってください。楽しみしています! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく面白いです。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2018年6月14日 12時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みー | 作成日時:2017年3月5日 3時

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