14【ガム好きな彼２】 ページ16
丸井side
文句を言いたいところだが、俺よりも倍の荷物を運んでいるAを見れば
文句なんて言えない
それに、こうやってAと一緒にいられるし
たまにはこんなのもありだな…なんて思う
「よし、これで最後だね」
丸「だな〜これで終われるぜ」
この暑さにこの重労働、汗が止まらない
けど、これを運び終われば解放される
〜倉庫〜
倉庫につき、これを置けば終わり
丸「はー！終わったぜぃ」
「そ…う、だ…」
バタ
倉庫につき、全ての荷物を置き終わり一息つこうとしたその時
俺の隣で倒れる音がした
丸「は…？」
音のしたのは俺の隣
そこには顔を真っ赤に、辛そうなAがいた
丸「おい！大丈夫か！？」
すぐさまAに問いかけたが、返事は返ってこなく
体に触れればとても熱い
おそらく熱中症だ…
くそ…やっぱり体調が良くなかったんだ
この暑さに、あの力仕事
普段俺らはこの暑さでも動き回るが、こいつは違う
つい最近マネージャーになり、こういった中での活動は初めてなわけだ
なんて、考えてる暇はない。早くAを運ばねーと
丸「もう少し我慢してくれよ…！」
俺はAを持ち上げた。その体は熱く…そしてとても軽かった
触ってみてわかる。とても細くて、華奢な体
男のようにゴツゴツしてなく、女の子って感じで…とても柔らかい
一体この体のどこにあの力があるのか不思議で仕方ない
・
・
〜保健室〜
保健室につくなり先生は大急ぎでAをベットに寝かせ、治療をしてくれた
その後、先生は用事あるとのことで何処かに行ってしまったので、俺はずっとAの傍にいた
早く目を覚ましてくれ…
俺の心は不安でいっぱいだった
「あ、あれ…ここは？」
１時間くらい経った時、Aが目を覚ました
丸「A！良かった…目が覚めたな」
「え…？う、うん…もしかして、寝ちゃってた？」
どうやら自分がどうなったのか覚えていないみたいだ
俺は今までのことをAに話した
・
・
・
「そんなことが…ごめんね、迷惑かけちゃって！」
丸「気にすんなよ、俺も気づいてやれなかったしな」
「でも、今度は自分が運ばれるとは…」
丸「ん？ああ、そう言えば前は仁王がダウンしちまってAが保健室に運んだもんな」
「そうそう(笑)」
そう言って笑うA、さっきまで不安でいっぱいだったのに
Aの笑顔を見れば一瞬で消えた
もう二度どあんなことが起きて欲しくないとこれほどまで思ったことはなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白銀水龍(プロフ) - こんなところで終わりはもったいないです！更新復活できるように頑張ってください！応援しています！ (2019年10月4日 17時) (
レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 凄く面白いです！続き楽しみにしてます (2019年7月15日 9時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍 - 最近あんまり更新されてませんが？大丈夫ですか？更新復活出来るように頑張ってください。応援しています！ (2018年7月21日 19時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍 - 更新復活出来るように頑張ってください。楽しみしています！ (2018年6月20日 20時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく面白いです。続きが気になります。更新頑張ってください。 (2018年6月14日 12時) (レス) id: 0a595b5733 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みー | 作成日時：2017年3月5日 3時
