40 ページ22
40
「えっとえっと精市くん…？」
「ふふ、なんですか、A先輩」
「わぁ、本当に精市くんだ！」
きゃいきゃいと騒ぎながら嬉しそう(？)にしている。休まないと体に悪いのに…。
「A先輩、そろそろ部屋に戻りましょう」
「えーなんでー」
「寒くなってきますし」
「いーやーだー」
駄々をこねる先輩の頭を撫でていると赤也が口を開いた。
「…Aさんも俺達と同じ立海生だったら良かったのに」
「赤也、」
「だってそうじゃないっスか。部長が倒れてから皆ピリピリしてたのにAさんと関わって先輩方も部長も嬉しそうだし…！たった1日で俺達に張り詰めた空気を和らげたんスよ！」
少し声を荒らげてそう言われる。赤也が言いたい事はわかる。
だけど、そんな事言ったってどうにかなる訳ない。何より、先輩を困らせてしまう。
「…もっと早くに出会ってたら、」
「赤也くん、だっけ」
「…」
「あのね……」
なんだか緊張する、と笑いながら言っている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うぃず(プロフ) - ちょす。さん» コメントありがとうございます。えぇ本当ですか凄く嬉しいです……。私は最後の方書くのが止まらなくなって1人で慌ててました笑一応続編(？)を作りましたのでぜひお読みください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました！ (2018年11月14日 16時) (
レス) id: 1ab18a692e (このIDを非表示/違反報告)
うぃず(プロフ) - mikuruさん» コメントありがとうございます。最後のとらえかたは読者の皆様にお任せ致しますのでなんとも言えませんが少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。読んで下さり、ありがとうございました！ (2018年11月14日 16時) (レス) id: 1ab18a692e (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 連載お疲れ様でした。続編が出る前からずっと見てました…最後の方は読むのが止まりまらなくなりました！また続編も読めることを祈ってまってます…！！ (2018年11月14日 10時) (レス) id: 729bfd17f2 (このIDを非表示/違反報告)
mikuru(プロフ) - 初コメント失礼します。いつも更新される度読んでいてとても好きな作品でした！主人公ちゃん居なくなるのかなって思ってたけどまさかの奇跡が…！完結おめでとうございます、そしてここまで更新お疲れ様でした！ (2018年11月14日 6時) (レス) id: 3adb658af9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うぃず | 作成日時：2018年11月2日 0時
