218話 ページ22
海常高校男子バスケ部は、大会の次の日の午前中は休みである。
よって午前中に来る理由ないんだけど…
なんとなく、昨日のバスケの試合を見て私もしたくなっちゃったりして。
鍵持ってるし…いいかなーなんて思って体育館に遊びにきた朝10時。
黄瀬くんからの連絡が初めてこなかった夜。
気にしてないと言ったらそれは嘘になる
たった1日だったのに夜がすごく長くて、頭の中は黄瀬くんばかり
用具室の鍵を開けて、ボールを出して
一本ずつハーフコートからシュートを決めた
…まだ、入るんだなぁ。
こんなにやってないのに。
シュバ、シュバ、と鳴り響く音が心地いい。
ドリブルをしてレイアップ
ガゴッ…
いや、レイアップ入らないってやばいな
何度も、何度も、やり直した
頭の中にあるのは黄瀬くんの優雅なドライブ
…黄瀬くんのは、もっと、こう、滑らかで…
違う、…左手がもっと…こう、、
…今っ！
シュバッ
乾いた音が響いて、冬なのに信じられない汗の量
「はぁ、はぁ、」
…楽しい。
…私も試合したい
また、パス受け取りたい…なんて思って。
ボールを手に取って、またどうでもいい位置から適当に投げて
シュバッ…と音が鳴る。
「…すっげ、やっぱ緑間っちみてぇ」
その声に驚いて、咄嗟にステージを見たら、見慣れた明るい髪色の大好きな人
えっ、、
わたしはシュートフォームのまま固まってしまった
「まって、いつからいたの」
「んー…、用具室から出てきたあたり」
待ってそれ、最初やん…。
「うーわ…」
昨日何も連絡がなかったのに、何気なく話せているこの気まずさはなんだろう
…足のことに触れないと、また心の距離ができてしまいそう
ふと黄瀬くんの左足に目をやると、きつくテーピングがされていた
そのわたしの目線に気が付いたのか、黄瀬くんがため息をついて口を開いた
「全治2週間。絶対安静…って言われたッスわ」
彼はステージの上で後ろに体重をかけて手をついて、
足をぷらぷらさせている
「…ね、隣、座ってくれないッスか？」
黄瀬くんは優しくわたしにそう話しかけた
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葵 - 私は三推しの青峰を友達に奪われましたまじで最悪なんですよ？ (2021年12月19日 12時) (
レス) @page32 id: a5167809cb (このIDを非表示/違反報告)
葵 - ( ノД`)…大輝が桃井と嫌だ( ノД`)…青桃嫌だ( ノД`)… (2021年9月2日 12時) (レス) id: 0028bf96c7 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - Mさん» ありがとうございます(´；ω；`) (2020年11月3日 9時) (レス) id: 20e8fe3349 (このIDを非表示/違反報告)
M - 更新待ってます！！！頑張ってください。大好きです(*´∀｀*) (2020年11月2日 20時) (レス) id: af70b25253 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 沢さん» ありがとうございます！これからも全然続いていくのでぜひぜひお読みいただけると嬉しいです！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: 20e8fe3349 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年10月30日 21時
