209話 ページ13
「…うわ、」
キセキの世代のコピーは思っている以上に過酷なようで、彼のパンパンに張った足がそれを物語っている
「…ってぇ、、」
ベンチに座り、手をつきながらふくらはぎのマッサージをされる黄瀬くんは、うっすら目に涙が浮かんでいる
「あんまり揉みすぎると明日に響くから、今日はここまでにするけど…あんまり使いすぎないでね」
今までにないような張り具合で、いつ肉離れしてもおかしくない
黄瀬くん…、大丈夫かな
私が黄瀬くんのお世話をしていると、笠松先輩がヨォシ！！と手を叩いて立ち上がった
「お前らに嬉しいお知らせだ」
何だ何だと選手たちが笠松先輩を見る
私たち２人も顔を上げた
「引退前に、桐皇と練習試合できることになった！」
その声にワァ！！とあがる歓声、そして笠松先輩が続けた
「おそらく、俺らの最後の試合になるだろう。試合は4日後だ」
…あと、4日しか一緒にバスケできないんだ
目頭がジーンと熱くなるけど、泣いちゃダメだ。
「優勝勝ち取って、桐皇に見せつけてやるぞ！！」
おぅ！！と男の声が控え室に響いた。
…さつきちゃんに会える、のか
明日戦う誠凜は、桐皇に初戦で勝ったチームだ
黒子くんはまだしも、火神くんのデータが足りない、、、
彼は毎試合、脅威の成長を見せている。
明日で、全部決まる…。
私は深く深呼吸をした。
迎えた次の日。
14時からの試合では秀徳と洛山が戦って、洛山の圧勝だった。
…誠凜に勝ったら、明日。
やっと赤司くんに会うことができると思った
「お久しぶりです」
体育館に向かう道で、見慣れたジャージの誠凜さんに会った
「お久しぶりです、誠凜さん」
特に変な威嚇とかしてこないのは、強者の余裕的なものだろうか。
監督さんもペコリと私にお辞儀をして、すれ違った
いよいよはじまる、、、
ウィンターカップ準々決勝！！
ビーーーーーーーーーと聴きなれた音が心臓を騒がせた。
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葵 - 私は三推しの青峰を友達に奪われましたまじで最悪なんですよ？ (2021年12月19日 12時) (
レス) @page32 id: a5167809cb (このIDを非表示/違反報告)
葵 - ( ノД`)…大輝が桃井と嫌だ( ノД`)…青桃嫌だ( ノД`)… (2021年9月2日 12時) (レス) id: 0028bf96c7 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - Mさん» ありがとうございます(´；ω；`) (2020年11月3日 9時) (レス) id: 20e8fe3349 (このIDを非表示/違反報告)
M - 更新待ってます！！！頑張ってください。大好きです(*´∀｀*) (2020年11月2日 20時) (レス) id: af70b25253 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 沢さん» ありがとうございます！これからも全然続いていくのでぜひぜひお読みいただけると嬉しいです！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: 20e8fe3349 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年10月30日 21時
