▲真実-232-▲ ページ15
由「…あ、降旗さん。」
降「ごめん、気づかなかった…。
……何か、用かな?」
練習を抜け出し、体育館の裏に真澄たちを行かせると、降旗は用件を聞いた。
わざわざこちらまで来たのだ、何かそれなりの用件があっての事だろう。
真澄が鞄からファイルを取り出すと、中から画像の印刷されたプリントを一枚出して、降旗に手渡す。
降「何これ、写真…?」
真「監視カメラの画像のコピーです。」
監視カメラ!?と、降旗が目を見開く。
空かさず二人がシッ!と人差し指を立てたので、大声は出さずに済んだが。
真「詳しい事は、今日の練習が終わってから。
18:30に、この前と同じマジバに来てください。」
由「今日は、この前居なかった二人ともアポ取れてるんで。
…あと、くれぐれもこのプリント、なくさないで下さいよ?
多分なくして困るのは、降旗さんなんで。」
降「わ、わかった…じゃあ、この前と同じマジバで。」
また後で!と由貴菜が手を振って、去っていった。
二人が居なくなって、降旗は体育館裏に一人きりになった。
改めて、真澄から貰ったプリントをまじまじと眺める。
画像は粗いが、何となく、何が写されているかは分かる。
病室にいる少年、テーブルの上の本と、花瓶の形で察した。
降「これは…………黒子…?」
決定打となったのは、窓際に置かれたバスケットボール…これは先日、降旗が黒子の病室に置いていった物だ。
これはまごうことなく、黒子の病室で、そしてベッドの上の少年は黒子なのだ。
降「でも、何でこんな画像が…。」
監視カメラの画像だと、真澄は言っていたが、事実ならば、黒子の病室には監視カメラが設置されていて、24時間監視されている事になる。
…なぜ、黒子が今更病室を脱け出す事なんてないだろうに。
詳細は後で聞けるのだが、降旗にはこれが気になって仕方がなかった。
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コピック買って調子に乗って描いた雛宮さん
http://uranai.nosv.org/uploader/uploaded_files/b/d/f/bdf04a50ca16cc909d99f9d6601f9ab2.jpg
真澄と由貴菜
http://uranai.nosv.org/uploader/uploaded_files/5/8/9/5898e2d30c94792ea9ab930fbada5b25.jpg
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ファイ - 主人公の死の真相知りたいです。書いて下さるとありがたいです(>_<)いつも応援してますっ!!続編楽しみに待ってます! (2014年4月28日 22時) (レス) id: e6e8d659c5 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(ayamea)(プロフ) - extraに入らない方が面白かったです。江戸川ちゃんの狂った感じとか、大好きだったのに、残念です。 (2014年4月26日 23時) (レス) id: cea22bda8f (このIDを非表示/違反報告)
ミカゲ(プロフ) - 春休みの宿題がおわんなくて、ずーっとパソコン出来なくて久しぶりにみました(^^ゞ黒子ぉぉぉ!!生きててよかったぁぁぁ(ToT)/~~~ (2014年4月8日 23時) (レス) id: e410611b3b (このIDを非表示/違反報告)
ドア?ちゃんと閉めたよ、心配しないで。 - すぃませぇん〜(ぶりっ子風)緋紗絵さぁ〜ん、ちょっとぉ今日の放課後、体育館裏来てくれなぁ〜い?← (2014年4月8日 13時) (レス) id: 1808592c18 (このIDを非表示/違反報告)
snowまろ♪ - そうなんですか・・・僕もちょうど今日から3年!くうrrrrろこっち!!生きてたんすね?!あと、いきなり言ってすみませんが、心肺停止が心配になってますよ〜。 (2014年4月7日 20時) (レス) id: 722b590d3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤司うつほ@失踪するかもしれない | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/utsuhobunkacho/
作成日時:2014年1月8日 6時