【黒バス】探偵少女は真実を守る-episode extra-

▲真実-231-▲ ページ14

降「誠凛ーーッ!!ファイッ!!」



「「「オウッ!!」」」



降「もっと声出せー！」



河「……なんか、お前もうすっかり主将らしくなったよな。」



降旗が主将となって、一週間が経ったとは言え、所詮一週間。


ぽつりとそんな言葉を口にする河原に、振り返った降旗は見慣れたビビり顔で、そんな事ねぇから！と返す。



降「こんなんで主将らしいとか…先輩達に示しがつかないだろ…。」



福「…だな、少なくとも日向主将は、お前みたいにビビりじゃなかったし。」



降「ビビり関係ない！」



河「よく言うよ！

お前今のままじゃ、また赤司と1on1になって……ぁ…。」



河原が、そこまで言って口ごもる。


河原達は、降旗がここ数日、毎日のように部活帰りに黒子の病室を訪ねているのを知っていた。



降「……赤司は、もういないだろ。」



河「…………。

……うん……悪い…。」



いいや、と小さな声で河原に言うと、降旗はすぐに練習に戻った。


昨年のIHで赤司のマークに着かされた時は、正直本当に死ぬかと思った。


あまりにも、実力に差がありすぎる。


けどそれと同時に、降旗は赤司のその抜け目ないゲームメイクに、憧れた。


次はそれなりに戦える相手になる。


そう決めて、彼自身最も得意とするスローなゲームメイクを極めた。


…だが、再び対戦することはなく、赤司は亡くなった。



降「……俺は、赤司に着せられた汚名を剥がすために、黒子から聞き出さなきゃならないのか。」



未だに、なぜ黒子が頑なに真相を話そうとしないのかが分からない。


世間の言う通り、赤司が犯人だから？


確かに、それならば黒子がわざわざ真相を口にするまでもないが…。



「降旗主将！

なんか…知り合い？の方が来てます！」



降「知り合い？」



ボケッとしていたため、全く気付かなかったが、体育館の入り口にセーラー服の少女が二人立っていた。


真澄と由貴菜だ。


わざわざ秀徳からここまで来たのだろうか。


何であれ、待たせるのはよくないと思い、降旗は体育館の入り口まで駆けて行った。


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そして更新が遅くなって申し訳ないです(´Д｀)
赤司様のぬいぐるみ頭に乗っけて頑張ります(爆)

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