▼真実-36-▼ ページ37
作戦実行前日。
Aはローザに"ある物"買ってくるように頼んだ。
ロ「…貴方、時々頑固デス。
そんなの、家にあるのでもいいと思うんデスケド。」
貴「その方が書きやすいし、効率がいいんです。」
ロ「…ハァ。
わかりマシタ。
今日、帰りがけに買って帰りマス。」
貴「ありがとう。」
ローザはなんとなく、"それ"を何のために使うか察しはついていた。
…でも、たかが女子中学生相手に、こんなトリックは必要ないんじゃないか。
ロ「A、手加減するつもりは結局…、」
貴「ないです。
ゲロカス相手に手加減なんて全くもって無用ですから。」
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田「あ、江戸川さん！
おっはよー！」
貴「おはようございます。」
田無が元気な挨拶と共に、Aに近付いてくる。
この笑顔も、明日になれば消え去る。
貴「ついに明日が作戦実行日ですね。
…予習は完璧ですか？」
田「平気平気！
私の方は平気！
それにしても、こんなんであいつら引っ掛かるの？」
貴「ええ、もちろん。
私の計画に抜かりはありません。」
現にあんたが引っ掛かってんですから、そりゃ引っ掛かると思いますよ。
田無はここまで来てなお、気付かない。
そもそも、"田無が演技をする"という時点で、彼女の真実は決して勝てないというのに。
有頂天になった蛾は、まだ気付かない。
田「あー明日が楽しみ。
あいつら…どんな風に泣き叫ぶかなぁ…？あっはははは！」
貴「くすくす…うっふふふふふ！」
二人の笑い声が、校内に響き渡った。
.
.
一方で、黒子達の方も、抜かりはなかった。
Aの指示通り、何度も確認しては、赤司にチェックを受けていた。
黒「これで平気だと思うんですが…。」
赤「大丈夫だよ、ドアの上のガラス戸、開かないようになってるみたいだし。」
桃「………。
これで、あとは明日を待つばかりだね。」
黒「……はい…。」
明日になれば、探偵が全ての真実をさらけ出してくれる。
そうすれば、ようやく私達は、また仲の良いバスケ部に戻る事ができる。
赤「…これで、終わりになるはずだ。
俺達はまた、最高のチームメイトになれる。」
桃「……うん！」
晴天の空、西には厚い雲が見えていた。
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流海 - 夢主の性格が最高過ぎます！面白いです！ (2017年4月30日 18時) (
レス) id: 7de778a5af (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 - 二年たってる今じゃ見てないかもしれませんが、この小説すっごく面白くて大好きです!夢主のゲロカスとか正論すぎて爆笑してましたｗｗ偶々この小説を見つけて本当に良かったです!! (2015年8月20日 17時) (レス) id: 31fa2bd0da (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - はぁあすっきりっwめちゃ面白いすよww (2015年4月28日 23時) (レス) id: de22cd0d70 (このIDを非表示/違反報告)
ぶらってぃーらびっと(プロフ) - 夢主w狂ってますなーw (2014年8月29日 20時) (レス) id: 5e0462a61f (このIDを非表示/違反報告)
東方見聞録 - 画像がほとんど見れない件について………？ (2014年5月6日 13時) (レス) id: 6155e32571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤司うつほ@嘉音君可愛い | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/utsuhobunkacho/
作成日時：2013年7月24日 19時
