▼真実-31-▼ ページ32
貴「謝る暇があったら、さっさと退いてくれません？
私達があんたに望んでるのは謝罪ではありません、その場を退く事です。
…わかりました？」
Aが桃井にそう凄むと、桃井がこくこくと頷き、退く。
Aがわざとこうしている事を知っているとはいえ、なかなか慣れない。
貴「ん、グッドです。
じゃ、あんたはせいぜい自分の仕事をがんばって下さい？くすくすくす！」
Aはそう言って、わざと桃井の肩を押すようにして、彼女に一通のメモを手渡した。
桃井はその反動で地面に腰を下ろしてしまったため、田無は当然そちらに目が向く。
Aがメモを渡した事になど、到底気付かない…。
貴「くすくす…行きましょう、田無さん。」
田「うん！」
桃井がふと田無を見やると、そこにあったのは嘲笑。
ざまぁ見なよ、調子乗ってるからそんなことになるんだよ。
言葉まで聞こえてくる気がした。
…でも、桃井にとってはもはやそんな言葉、大して痛くも痒くもない。
彼女には、探偵が約束した…真実か勝つ未来があるのだから。
桃井は、手元のメモを開いた。
四つ折りにされたそこに、几帳面な文字で、『部活が終わり次第、体育館倉庫脇に集合』と書かれているのを見て、桃井は微笑む。
そして、そのメモをスカートのポケットにしまうと、先程の作業に戻るのだった。
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一方で赤司は、いまだにくすぶりわだかまり続ける疑問を抱えながら練習に臨んでいた。
当然、それでは練習に集中しきれない。
普段では決してあり得ないファンブルすらもやらかすほどだった。
緑「どうしたのだよ、赤司。
今日はいつものお前らしくないのだよ。」
赤「…すまないな、考え事をしていてね。
俺の事は気にしなくていいよ。」
もちろん、その様子にAが気付かない訳がない。
Aはにやりと笑ってから、休憩時間になりタオルで汗を拭う赤司に近付いた。
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ふぁー夏休みが塾ラッシュに(´；ω；`)
更新頻度が減ったらすいません…察して下さい…_(:3」∠)_
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流海 - 夢主の性格が最高過ぎます！面白いです！ (2017年4月30日 18時) (
レス) id: 7de778a5af (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 - 二年たってる今じゃ見てないかもしれませんが、この小説すっごく面白くて大好きです!夢主のゲロカスとか正論すぎて爆笑してましたｗｗ偶々この小説を見つけて本当に良かったです!! (2015年8月20日 17時) (レス) id: 31fa2bd0da (このIDを非表示/違反報告)
颯(プロフ) - はぁあすっきりっwめちゃ面白いすよww (2015年4月28日 23時) (レス) id: de22cd0d70 (このIDを非表示/違反報告)
ぶらってぃーらびっと(プロフ) - 夢主w狂ってますなーw (2014年8月29日 20時) (レス) id: 5e0462a61f (このIDを非表示/違反報告)
東方見聞録 - 画像がほとんど見れない件について………？ (2014年5月6日 13時) (レス) id: 6155e32571 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤司うつほ@嘉音君可愛い | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/utsuhobunkacho/
作成日時：2013年7月24日 19時
